30年ぶりに会えた彼は


専門学校に通うために暮らしていた


アパートに来た事だけ覚えているようだ


一か八か彼の実家に電話をしたら


彼がいてそして私のところにやってきた



あの時はフットワークが軽かったんだよ


と笑いながら話していたが


私はその会って抱き合った感覚を覚えていない



抱き合ったあと

彼がジュースを飲みたいと言ったので


ノーブラでパパスのトレーナーを被っただけの姿で

自販機に行った



そこにヤンキーめいた男の子が三人ほどいて

パパスの下はノーブラで少しドキドキした



そんな思い出しか覚えていない


けれど彼はその時のことを覚えていて

一人暮らしの間取りも覚えていた


だから夢ではないようだ


私は夢だったのではないかと思った


だってそれっきりまた連絡が取れなくなったから



けれどもその前に


その時以外にもう一度会っていた


その時の事は私は良く覚えている


彼はお父さんから借りた車で

河川敷から環状線に入るラ◯ホに入った


彼は私に言ってはいけないことを言ったの



事が終わって


今〇〇〇って言ったよね?と聞くと



ゲラゲラと笑った


否定も肯定もせずゲラゲラ笑った



そうすごく傷ついた

だから覚えている




そのもう一度会っていたこと



彼の記憶が蘇ってきたみたい



なんか20才の時札幌でラ◯ホ行かなかった?って、



あぁ思い出したね、けと私はあんまり思い出したくないと私は言った



そっか、わかったとそれきり言わなかった





色々思い出してきたついでに


私がもう一つ彼に告げた



札幌て○め



私が田舎から実家に帰ってふと見た新聞のチラシに


札幌て○めのチラシが入っていた



そこに




彼がプールの中で可愛い女の子をおんぶして戯れる姿が映っていた



あぁもう彼女がいて楽しく過ごしているんだなって




悲しくなった







そう話したら



あれ人生最初で最後のモデルの仕事でやったんだよ


まさか見たという報告をこんな聞けるとは!

とびっくりしていた


どんなチラシかすら知らないと



いやーびっくりしたと彼は言った




これも運命なのかな





こうして今会ってる




札幌て○めの広告をみて

また彼の気もちにさよならしたこと




今は

こうなることだったのだと思うしかないよね