昨日は映画マミーを観てきました。



1998年に和歌山の夏祭りで

提供されたカレーに

毒薬のヒ素が入っていて

死傷者を出した事件は

覚えている方も多いのでは。


実行犯として逮捕され、

その後に死刑が確定した林真須美さんの

冤罪を問うドキュメンタリー映画でした。



私は息子のコウを連れて

アメリカから帰国したばかりの頃で、

過激な報道と林さんの不気味さが

衝撃でした。




監督が事件を再検証していくのですが、

不確かな証言や捜査等に基づいて

くだされていた判決に驚きました。



私はこの映画を観るまでは

林さんが犯人だと思い込んでいました。


マスコミの情報操作はこわいです。

逮捕される前の疑惑の時から

悪意ある報道だったなぁ、と。




息子さんが父親と話すシーンがありました。


そこでの息子さんは優しくて、快活な人。

両親のことが好きで、

母親の無罪を信じているからかな。



その彼は育った施設で働く成人女性から

性被害にあっていたとか。

犯罪者の子供という負い目で

断れなかったそうです。


長女の方にいたっては、

数年前に橋から海に飛び降りて

子供と無理心中しましたね。



これで本当に林さんが無罪だったら
いたたまれない…。




鑑賞後、
二村監督による舞台挨拶がありました。

息子さん著者の「もう逃げない」を

読んだことから興味を持ったそうです。


粘り強い取材に

ジャーナリズムの真摯さを感じました。


二村監督はテレビ制作に携わる人なので

テレビ局に企画を持ち込んだら、

死刑確定している件は扱えないと

却下されて映画にしたそう。


え、テレビ局、それで大丈夫?

こういう疑問を世間に投げかけなければ

いけないんじゃないの?


多くの人に認識してもらえるよう、

ぜひ、テレビでも特集してほしい。


仁村監督はYouTubeでも

特集しているそうです。





この映画を観ると林さんは冤罪だと思う。

でも、検察側の捜査も勿論あったわけで。


私には冤罪かどうかはわかりませんが、

無罪かもしれないという視点を

持つことができました。



この映画を機に

再捜査してほしいと思う。


冤罪はなくなってほしい。






さいちゃん、

お留守番をありがとうラブラブ

渋谷は激アツだったようずまき








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