母親からの壮絶な虐待のために
小学校も行かなくなり、
覚醒剤、リストカット、売春…
という過酷な生活を送っていた女性が
ある刑事との出会いにより更生に向かうが、
コロナ禍の影響もあって
ひとりひとり
支えを失ってしまうストーリー。


実話に基づいているそうです。




母親の暴力と理不尽さが強烈で…。
でも、実際にそういう境遇の人はいるわけで。

そこに生まれてしまった
その人のせいではないのに
なんて不公平なんだろう、と
つくづく思わされました。

だけど、きっと母親にも
そうなってしまった背景がある。




映画館に向かう電車の中で
この記事を読んでいたこともあり、
やるせなさでいっぱいになりました。




刑務所のお医者さんをしている
おおわた史絵さんが著者の
「プリズン・ドクター」で記していること。

"人生が平等だなんて、まったくの嘘だ。裕福と貧困、明晰と暗愚、美形と醜悪、この世に生を享けた時点から、人間はすべての不平等の下に置かれている。己の努力によってそれを払拭できるひとなんて、ほんの一握りに過ぎない。"


その通りだと思う。
前職でお世話になった
障害者雇用支援の方は
虐待と知的障害は受け継がれる、と
言っていました。

連鎖だ、と。




私はいま大学で
組織心理学を専攻しているけれど、
発達心理学と犯罪心理学も学ぶ予定。

私ができることが見つかるといいな。





猫さんの世界もしかり。



さいのようにみんなにかわいがられて
外の厳しさをひとつも知らない猫もいれば、
大雨や酷暑の中でも外でサバイブする
猫さんもいる。

おうちに引き取られても
ひどい虐待を受ける猫さんもいる。


せつないなぁ。




はじめまして↓