このところのバラマキ行政は、日本の政治の行き詰まりをみるようだ。

コロナ禍で困っている人には、ここぞと支援金をのべつまくなしにバラマキ。困っているひとにも困っていない人にも現ナマを与える政治だ。

マイナンバーカードの普及のたえには、マイナポイント2万円を与える。子育ては大変だろうと、またまたバラマキ政策。

確かに高額納税者は生活に困っていないが、バラマキをもらう権利があるのかもしれない。しかし、これでは、税金の再分配効果はなくなってしまう。

なにより、バラマキの財源はいったいどこに求めているのだろうか?20兆円ともいわれる補正予算の支出の可否の議論はしても、財源には触れられない。というより、親方日の丸の赤字国債に頼りっぱなしだ。国は倒れないらしいから、日本の資産をかんがえると、さほどの痛手はないとの説もあるが、家計を預かる者にとっては、いったい政治はどんな財政ビジョンを掲げていたのだろうかと頭を傾げたくなる。

そして、政府税調は、いよいよ消費税が10%では、財政がもたないと言い出した。また、少し景気が回復したら消費税の増税のしっぺ返しが、低所得者層にも押し寄せてくることになる。なんとも、高所得者にもバラまく迷惑なバラマキになってしまうことが予想される。

この状況に、厳しい意見を出す政党はいないのか?やっぱり票を失うのが怖いのか?これでは、新たな産業の創出ではなく、困ったら票とりのためのバラマキ行政が繰り返される。日本の政治はこんなれべるだったかなぁ???