※毒多めです。現役さん注意してください。



職場の上司が看護師で、産婦人科にいたときの話をしてくれました。

色んな母親がいたそうです。

生まれたばかりの子どもを置いて失踪する母親。

生まれたばかりの子どもを物のように扱う母親。

「この子に療育能力はありません!降ろさせてください!」と医者に必死で懇願する母親の母親。


気がおかしくなりそうだったと上司は言いました。

深刻さを理解できない母親をよそに、母親と子どもを救おうと、医療、福祉、行政機関が必死になっていたそうです。


発達に課題のある母親も多かったのだと思います。自分自身が虐待経験のある母親もいたのでしょう。

でも、そのような母親が、子どもを育てられる能力を身につけられるように教育する公的な機関は、少なくとも今の日本にはありません。そのような母親が自分の親族やパートナーと、より良い関係を保てるようにサポートする機関は、今の日本にはないのだと思います。


親になるための教育、夫婦になるための教育って、自分が育った家庭内で、自然とされるものだと考えられてたのだと思います。

しかし、その家庭にそもそも欠陥があれば、欠如したところを行政がカバーするのは不可能なんじゃないでしょうか。

家庭の始まりは夫婦であり、夫婦の始まりは男女の関係にあり、男女の関係は、一人一人の恋愛観、人生観、価値観から始まるのだと私は考えます。

人間に自由意志が認められている以上、恋愛観、人生観、価値観に関わることを法律や制度でどうこうできるものではありません。


だから、「宗教」というツールを使って、個人の価値観を変え、家庭のあり方をより良い形に整えて、より良い形の夫婦、親になれるように家庭内で教育できるようにすることは、社会を良い方向にもっていくのに効果的な方法だったのではないかと思うのです。


そのようなより良い形の家庭、即ち、「理想家庭」を増やすことが、家庭連合の役割と言いますか、アボジが宗教活動を通して行いたかったことだと私は理解していました。


しかし、現役家庭連合の人の話を聞くと、案外そうではないようで…

なにせ、「家庭連合の組織としての目的は?」と聞くと、ぱっと答えが出ないようなんです。そして、出た答えもバラバラで、「目標は人によって違うのではないか」という意見もありました。


ちょっとそれが衝撃でしたね。

自分的には、同じ目的を持った人が集まって組織ができるのだと思っていたので。

一人ではできない目標を達成するために、共通の目的をもった人が集まるのだと思っていたので。

現在の家庭連合は、そうではないのでしょうか…

では、何のための組織なんでしょうか…

目的もなく、惰性で所属しているのでしょうか…

社会のための大きな目的の為ではなく、自分自身の何かの為に所属しているのでしょうか…

何に使われるかもわからない資金集めのためにいるのでしょうか…

信仰を「組織」の中でする意味って何なんでしょうか?


家庭連合の組織としての目的を答えられる人、もしいたら是非教えてください。