令和4年11月に、Nippon Nisei-Kaiというものを設立しました。


設立した、と言ってもほんとに、ただ数人の旧統一教会祝福二世が集まっただけなのですが…


でも、自分にとっては、数年かけてやっと踏み出せたとても大きな一歩でした。


二世が抱える、金銭面、親子関係、精神面などの問題は自分が学生のときから知っている内容でした。


知っていながら、何もしてきませんでした。自分が責任をもてるものではないと、自分で線を引いてきました。


事件があって、割り切っていたはずの気持ちが割り切れなくなりました。


今では、あんな事件があるまで何もしてこなかった自分を恥ずかしく思います。


最初は、グループを作るつもりなんて更々ありませんでした。


何かしたいけど、何をしたらをいいのかわからない。そんな鬱々した気持ちのまま、ただただTwitter上を彷徨いていました。


でも、自分と同じように、二世問題に関心をもち、実際に動こうとしている人を知り、思い切って声をかけました。


自分は分派なので、二世問題より先に、分派についてどう思われるかを不安に思いました。


だから、「分派についてどう思いますか?」と、その人に聞きました。


その人は、私の話を、分派の話を、偏見なく聞いてくれました。


その人と私は、まずは一つの分派と家庭連合を統一させようと計画を練りました。


残念ながら、その計画は現実的に難しいことがわかり、振り出しに戻ってしまいました。


違った見方や、新しいアイディアを出すため、仲間を増やすことにしました。


新しく入った仲間は、二世問題に強い関心をもち、実際に地元の教会でも行動を起こしている人でした。


3人で話し合う中で、2世問題の複雑さ、解決の難しさを痛感しました。


そんな中、かつて、サンクチュアリ、三男派、家庭連合の二世が集って、集会を開いたことがあることを知りました。


その集会に参加した二世に聞きました。


「立場の違う二世が集って、仲良くできるんですか?」


「全然できる!」


その人は答えました。


そうか、できるんだって思いました。


それができるのなら、私は、「旧統一教会2世の中核的グループ」を作ろうと思いました。


中核的グループを作る為、「ねらい」を作りました。


宗教や教義に囚われず、「人」として大切にしたいことは何か…

自分が責任をもちたいものは何か…


そんなことを考えながら、3つのねらいができました。

○霊的成熟をし続ける

○「人」ではなく「神」を求める姿勢をもつ

○旧統一教会2世問題に一人一人が責任をもつ


このねらいに賛同できる仲間を二人増やしました。


二人とも、長い間Twitterをしていて、オンライン上でも、オフライン上でも、様々な立場の2世との関わりがある人達でした。


こうして今の5人が集まりました。



やっと動き出したばかりです。

これをしたら解決する、なんて特効薬は存在しません。

地道に、できるだけ長く、自分ができる限りのことをやり続ける、ただそれだけです。


ここまで読んでくださりありがとうございました。