復職前のリハビリ期間について


以前、“職場から出された復職の条件”の回でも少し触れましたが、正式な復職を前に、リハビリをしなければなりませんでした。



2023年7月から、週2日1日2時間の勤務から始まりました。扱いとしては、休職中のボランティアのような感覚なので、給料はまだ発生しません。



たった2時間と思われるかもしれませんが、私の心配をしてくれたことと、給料が発生しない分、働けば働いた分、私が損をするということで、病院側が配慮してくれました。



朝起きる時間が6時半だったことと、病棟からの提案もあり、朝食の食事介助(自力で食べれない人に食事摂取のお手伝いをすること)をメインとして、朝8時〜10時までの勤務からスタートしました。



日勤のスタッフが出勤してくる時間よりも、30分早く出勤することになるので、夜勤の看護師と挨拶を交わすとすぐに業務に入ります。



仕事をした日は基本的に、日記のようなものを書いて後日まとめて提出することになっていたので、仕事から帰ると業務内容や疲労度、その日の感想などを書いていました。



2週目も同じ勤務体制でした。たった2時間の勤務でしたが、正直、疲れて午後から眠ってしまうこともあったので、そのことは日記にも正直に書きました。



3週目から、週3日1日3時間になりました。業務内容はこれまでとほとんど変わりなく、少し雑務が加わった程度でした。



3時間になると、日勤のスタッフのお手伝い(検査出しや点滴注射)もできるようになりました。



4週目は週2日1日4時間になりました。正式な復職になると、半日勤務の1日4時間勤務からのスタートになるので、これが可能かどうかがカギになりました。



1日4時間勤務は、正直キツかったのですが、これまで社会との接点が切れているように感じていた私からすると、嬉しい時間でもありました。



1ヶ月の勤務時間を段階的に増やしてもらった結果、何とか乗り切ることができました。



担当者、看護師部長との面談の結果も特に問題なく、提出した日記、勤務態度などから、復職認定会議にかけられ、正式に復職が認められました。




 TODAY'S
 
メッセージ


正式な復職を前に、リハビリ期間があったことで、業務だけでなく体力的にも段階的に慣らすことができたことは、私のような復職をする人間にとって、職場の体制が整っており、恵まれた職場環境だったと感謝しています。


自分なりに、仕事復帰に向けて散歩などに取り組んでいたとはいえ、はじめからフルタイムでの勤務だったら、とてもやってはいけなかったと思いました。


もし、私のようにリハビリ期間がない職場での復帰をされるような方がいたら、無理をしないでほしいと思います。


長い間休職していたため申し訳ないという気持ちから、頑張り過ぎてしまい、自分が思っている以上に心身に負担をかけてしまう可能性があるからです。



次回は、いよいよ復職したことについて書きたいと思います。