退職日を迎えての感想
退職届を提出して受理されてからの約2ヶ月間、他のスタッフに辞めることを話し出したのは、退職日の2週間前からでした。
親しかった同僚には、自分から辞めることを報告し、お世話になったこと、休職期間には迷惑をかけてしまったことなどの挨拶を交わしました。
もちろん、他部署のスタッフにも挨拶をして、ドクターにも挨拶をしてまわりました。
最後の最後まで「辞めないでくださいよ」と言ってくれる同僚もいました。
「もったいないね...」と言ってくださる先生もいてありがたかったです。
自分の中では、すでに退職することへの気持ちの整理はついていたので、約20年勤めた職場でしたが、思い残すことはありませんでした。
そう思っていたのですが...。
事務的な手続きのため、総務課の課長と話を終えたところで、
「長い間、本当にお疲れ様でしたね。お世話になりました。」
と、声をかけられた時、
『あっ、本当に退職するんだな』
と、実感が湧きました。
接点はあまりなかった課長でしたが、私が就職した当時からいらっしゃった方だったので、その方にそんな言葉をかけてもらえるとは思ってもいなかったので、正直、胸が熱くなりました。
そして、退職当日の朝、朝礼で改めて挨拶をしました。
普段と変わらない業務をこなし、終業時間が近づいた頃、一人の職員が花束を持ってきました。
「長い間、お疲れ様でした。しばらくゆっくりされると思いますが、次の職場でも頑張ってください。」
と、病棟スタッフ全員からの花束でした。
さすがに、最後となると、私も涙をこらえきれなくなり、
「長い間お世話になりました。ありがとうございます。」
と、感謝の気持ちを絞り出すことが、精一杯でした。
退職時の恒例になっている写真撮影をして、病棟スタッフに送り出されました。
また、個人的に仲良くしていた同僚たちからは、別に花束をもらいました。
2023年、12月31日をもって退職することができました。
自分としては、気持ちの整理がついていたこともあって、清々しい気持ちで退職することができたと思っています。
メッセージ
自分がこれまで犠牲にしてきた気持ちから解放され、
“やりたいことを実際に行動に移すこと”
が、新しい年明けとともに幕を開けることができると思うと、とても嬉しい気持ち、楽しい気持ちしかありませんでした。
全てを捨てることはできませんが、解放感というご褒美を自分自身に与えることも、大切だと思います。
次回は、退職後まずやったことについて書きたいと思います。