突然、電報が届いた。
差出人は、大学時代の友人だった。
何事かと思って開いてみると、
「懐かしい話をしたいので電話がほしい」と書いてた。
今年、私は、年賀状を出すのを全てやめてしまった。
やめたと言うより、もう年賀状を書く余裕がなくて出せなかった。
多分、それで、電報を贈ってくれたんだろう。
卒業以来、会ってないような気がする。
年に1回の年賀状だけの付き合いだった。
私は、何度か引っ越しをしたので、電話番号なんて知らなかったんだね。
電報に記載されてた番号に電話したら、懐かしい声が聞こえた。
昭和の終わりに、過ごした学生時代のことが、一瞬で思いだせた。
最近、私が、学生時代のことを急に懐かしく思い出していたように
彼女も学生時代を懐かしく思い出していたんだろうか。
お互いに、昭和、平成、令和と、生きてきて、
やっと少し、落ち着て、今までの人生を振り返る余裕が出てくる年齢になったんだろうか。
懐かしい神戸の街。
久しぶりに行ってみたくなった。