大正5年

この山の上から養蜂が始まったのです。




創業者は蜜蜂の恩恵にあやかり

蜜蜂をこよなく愛し

常に花のたねをポケットに

歩きながら種を蒔き

蜜蜂と共に歩んだ養蜂家でした。


継いだ亡き主人は

北海道から鹿児島と

トラックで蜜蜂と共に全国に。


時にはテント暮らしをしながら

花を追っての人生だったとの事。


私と婚姻した事もあり

またローヤルゼリーの販売が

伸びて来た事もあり

養蜂業は甥に譲り渡しました。





正直者の身内が採取する蜂蜜は

とても安心でした。


主人が亡くなってからは

養蜂場に出掛け 蜜蜂を覗き

教えを授かった訳です。


寂しいですね。

養蜂業を続けてくれる者が居ません。


蜜蜂と共に100年以上も歩んだ歴史

も繋ぐ事が出来ません。


ただ、私は

『蜂や工房 花の音づれ』は

蜜蜂の生産物を加工販売して参ります。

依り一層 素敵な商品作りに

邁進して行きますね。