サンタ・マリア・ノヴェッラ教会は、イタリアフィレンツェにあるドミニコ派の修道会で、修道所内で自家製のハーブを栽培し隣の薬屋で自家製ハーブ原料の化粧品や薬剤を売っています。中世のルネッサンス期に建造された建物で、中は中世の修道会バチカン様式がそのまま残っていて見事です。

東京銀座に支店があり、昔修道会の化粧品を試したくて、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会支店の薬屋のドアを叩きました。当時支店はこじんまりしていて、定員さんは上品な制服を着ておりフライトアテンダントのような、とても丁寧に接客して頂き、カードで買えるだけ大量に化粧品を購入しました。こんな高価な所、もう二度と来れないと思ったのです。と言っても一つ一つがとても高価で、買っても程々、家に帰ってしばらく中世の化粧品に浸りました。最高。当時アロマオイルにも凝っていて、世界のアロマ大集合、のような感じ、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会の、化粧品は、若さの最高潮でした。サンタ・マリア・ノヴェッラ教会のハーブは、中世の薬発祥の地で、何となく奥が深い。自分で、手作りのハーブオイルとか試していたのですが、本物はちょっと違う。嫌、かなり違う。嫌嫌全く違う。




後で本物を試したくてイタリアフィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ教会に直接行ったのですが、昔銀座で買ったのと全く同じ商品が陳列されており感動しました。なんでも中世から、発売当時のまま製造法もラベルも変わらず続いているそうです。ベルガモット化粧品、ローズマリーの化粧クリーム、薬なのか化粧品なのか分からない繊細な香りと手触りが世界最高峰の薬化粧品を思わせイタリア中世ルネッサンスの香りと、空間が中世ルネッサンス色に部屋を変えていきます。中世ルネッサンスイタリアの修道会化粧品はかなり高価ですが、試す価値がありました。