細かい操作は難しい物の挑んでいた現像ソフトの大筋が分かったところで、最終目的である写真に自分の思いや主張を入れ込むのには向かないと判断し、次なる加工ソフトへの挑戦を決意した。

コチラも無料で使える割には機能が豊富でその分扱いが難しいとされているGIMPの最新バージョンです。

ただし、ダークテーブルとは違い解説本や参考に出来る解説動画などが多く、以前のバージョンならば使ったこともあるソフトなので私にとっては取り付きやすいのではあるが、開発グルーブが熱心なので随分と機能が増えて以前の解説書では載っていないことばかりになってしまっていた。

解説書を買い替えるかキンドル版で済ませるかを迷っているところだが今後もバージョンが上がり続けるのならキンドル版も有効かもしれません。

なるべく費用を掛けずに思い通りの作品を仕上げるのが目的なので、このソフトで終わりに成れば良いのですが・・・

写真を始めた頃は「合成なんて写真じゃない」と言う先輩の言葉を信じて疑いもしなかったのですが、10年も過ぎた今頃になって写真作品にも色々なものがあってよいのではないだろうかと思うようになって来た。

誰が言いだしたのかもわからない意味無名な固定概念に囚われることなく、自由に写真を作品として捉えたって良いし、むしろそうでなければ写真を続ける意味さえも無いのではないかと気付いたのです。

勿論未だに写真の事を「真実を写す」と信じて疑わない人やその考えを広め続けている人が居るのも事実ですが、それでは「真実」とは一体何なのでしょうか?

単純に瞬間を写し撮ったモノを言うのであれば防犯カメラの映像で十分ですし、色のことを言うのであれば機械的に作られた絶対値の基準はあるものの人それぞれが感じる色は微妙に違うわけで、人に見せるための作品であれば尚更に作者の感性を大切にするべきだろうと思うのです。

「芸術性」と言う言葉はそこにこそ宿るのだと思うし、それを無視してまで撮って出しの写真に拘る意味は無いと感じます。

機械的に撮った写真はあくまで下書きでそれをどんな作品に仕上げていくのかがフォトグラファーの使命ではないでしょうか?

そんな気がするので私は現場での撮影には後日の編集に便利なようにPRO Neg.Stdと言うモードを多用しています。

撮って出しで披露する気がマック無いからですが、作品にするにはその後の現像やレタッチも大変です。

JPEGも同時に記録してますが、あくまでも参考にするためですね。

出来ればRAWとJPEGの保存設定には別々なものが当てられれば更に便利になるのになぁーーー と、考えるのは私だけでしょうか?