ルイヨウボタン(類葉牡丹)
＜学名:Caulophyllum robustum Maxim.＞
メギ科　ルイヨウボタン属　多年草

撮影日　2024.6.22: 長野県
一秋の地元でも見かけていた植物ですが、最近出会いがありませんでした。

北海道、本州、四国、九州の深山の落葉広葉樹林の林内に生える。
高さは40～70cm。茎や葉に毛はない。

茎葉は２～３回３出複葉で、側小葉は卵形～長楕円形で、柄がない。
頂小葉は柄があり、浅く２～３裂する。

花期は4～6月。茎頂に、直径８～１０㎜の黄緑色の花を集散状に
１０個内外つける。６個の花弁に見えるのは内がく片でで黄緑色、
その外側には、小さな３～６個の外がく片があるが、花時には落ちる。
花弁は小さく、雄蕊6本と重なり合うように付き、蜜腺がある。
雌しべは１個。

花弁に見えるのはがくです。　真ん中に花弁と雄蕊があります。

秋に黒紫色の液果状の種子をつける。

和名は、葉の形がボタンに似ることに由来するという。

なぜかこの花を見るといつもついうっかり「ルイヨウショウマ」と呼んでしまいます。

名前は似ていても全然違うのに・・・