満開の桜に冷たい雨が降る
誰もいない公園にひとり
見上げた目に映るのは震える桜
でもそこにいるのは
命を喜びながら咲き誇る花たちで
雨を憂いてはいなかった

桜ほどたくさんの表情を魅せてくれる花もない
強さも優しさも、切なさも喜びもその時々桜の花に観ことが出来る

まだ寒さの残る開花の時
小さな花芽は生きる力に溢れている
妖艶に人を誘う夜桜に妖しい世界へと誘われ
旅立つ時、背中をそっと押して送り出す
今が人生の喜びの時と満開に咲き誇り
ようこそ新しい世界へ!
力強い笑顔で迎えてくれる桜
短い命の限りを咲ききって
風に舞う花びらの潔さが花道を盛り上げる

行くも来るもとどまるも…
人生の船出の時を静かに見届けてくれる桜の花に
自分の心を映し出す