私は薔薇の花が大好きです。

でも桜は別格なのです。

いつもの夜11時の散歩。
昨夜の暴風雨に吹き散らされた桜の花びらが夜目にも白く、
あたかも雪道かとまごうばかりに続いています。
ハラハラと舞い散る花びらの中をゆっくりと進む贅沢。

南から北へ時を移しながら一斉に花開く桜は神様の大判振る舞い。

飲めよ、歌えよ、踊れよ、サァ~、サァ~、とせき立てられます。

宴の後は花筏となって川を下り、見上げる桜も見下ろす桜も美しい。

葉桜となれば木陰に憩わせてくれる。秋には桜紅葉。

桜は私に何も見返りを求めない。

ただ私はそんな桜を愛でるだけ。