こんにちは。
ミリーです。
私は1年前にゴリさんを膵臓癌で失いました。
ゴリさんは定年退職をしてあと2日で半年となる日に癌がわかりました。
年金が貰えるまでは、
前職のパートタイムのような気楽で、
短時間勤務のお小遣い程度の仕事に就いたところでした。
まだ年金貰えるまで時間がありました。
そのお仕事を継続出来ると思っていました。
でも答えは違っていました。
治療中の仕事復帰はないと断られました。
ここから先はお金の話です。
いやらしい話だと思われた人はここまででお願いします
知っておきたい人だけ進んで下さると嬉しいです。
私はどうなるのかわからなくてとても不安でしたから。
私はゴリさんに、
「もう、無理して仕事しなくていいよ。」
と言ってゆっくりして欲しいと思ってました。
悩んでがんセンターで相談しました。
お金の相談は他人にはなかなか出来ないことです。
健康保険からの傷病手当があると聞きました。
傷病手当金と言う言葉を初めて聞きました。
傷病手当は1年半受け取れます。
給与明細を持参したので、
どれくらい貰えるのかシュミレーションしてくれました。
7割ほどの予想でした。
請求には診断書が毎回必要になります。
でもこの診断書は他の診断書とは異なり、
数百円で書いて貰えました。
毎月のことなので安価でホッとしました。
でも毎月診断書を添えて申請しなければ貰うことが出来ないものです。
4月分は4月が終わってから診断書を請求して、
診断書が出来上がったら申請になります。
申請してから1ヶ月以上かかります。
早くて4月分は6月末か7月の支給でした。
全て請求が必要です。
これは退職しても、
収入を失った時の健康保険への請求になります。
これからも働けるなら、
失業手当がありますね。
これも行くようにと仕事先から言われてハローワークへ行って来ました。
末期癌では該当しませんでした。
もう1つ障害年金があります。
その病気で初めて診察を受けてから1年半したら、
請求が出来ます。
初めて通院した病院から転院をしていたらその病院全てで、
診断書を貰う必要があります。
自力請求が初診日がわかるので簡単に出来ます。
不安でしたら社会保険労務士さんにお願いすると良いと思います。
手数料や着手金は必要となりますが。
傷病手当金が貰えるのは1年半の間です。
それも考えて障害年金の請求も進めると収入のない期間が少なく出来ると思います。
膵臓がんでは障害年金が貰えるまで生きられる人はとても少ないかもしれません。
年金が貰えるまではこの3つしか収入を得る方法を私は知りません。
請求しないと貰えないものばかりですが、
収入が途絶えることはとても不安でした。
一時的なものですが、、、。
がん保険や医療保険で癌と診断されると給付金が貰えるものがあります。
私達はこの給付金に助けられました。
リビングニーズ特約についてですが、
200万の保険ならリビングニーズ特約で全額200万を先に受け取ることが可能です。
先に受け取ると言うことは、
亡くなった時には何もなくなると言うことです。
生きているうちに保険金を受け取る制度だと考えたらわかりやすいと思います。
医療保険では私達生物学的製剤を使っている高額医療の人には当たり前になっている限度額認定証があります。
これは一定の金額を超えると支払いの限度があると言う制度です。
注意しなければならないのは、入院と通院の二本立てなことです。
通院で限度額に達していても、
入院でも同じ限度額までは支払いが必要となります。
ゴリさんを失ってからは残された私には、
遺族年金が支給されました。
私は手続きをしてから遺族年金が振り込まれるまで5ヶ月かかりました。
支給決定通知書も振込と同時くらいでした。
収入が途絶えた期間はどうなるのか
とても不安でした。
遺族年金は本人が支給される額の7割程度になると言われました。
これも良くわからないのですが、
私の年金が支給されるようになるまで遺族年金が貰えるみたいです。
私の貰える年金はゴリさんの遺族年金よりも少ないです。
どちらかを選択出来るなら良いのですが。
お金のことは聞きにくいと思います。
私が自分の経験でわかっていることは、
以上のことです。
葬儀費を含めて、
少なくても数ヶ月間暮らせるお金の準備は必要だと思います。
夫婦どちらもこれらの金額を、
おのおのの口座に用意しておく必要があると思います。
車の名義変更はディーラーさんから言われて、
ゴリさんの生前に変更していました。
相続と異なり、
お互いの印鑑証明1通ずつと手数料二万円弱の支払いでした。
不動産なども可能なことかもしれません。
生前と死後では手続きがかなり違いました。
末期癌だとそういった時間のギフトがありましたね。
生きていくことに必死だったので、
車の名義変更だけでしたがしてあって助かりました。
私の時は、
出来ることは事前に粛々と進めておこうと考えています。
今闘病中の皆さんやご家族の皆さん、
わからないことは聞いて下さいね。
がんセンターの看護相談の人はとても慣れていらっしゃいます。
淡々と「癌の人は亡くなる前日までトイレに行けます。」とか現実を教えて下さいました。
これを聞いた時はとてもショックでした。
でも、現実からは目を背けられないですから。
読んで不快に思うことがあったら、ごめんなさい。
なるべく私がわからなかったことを書きました。
補足や他にわかることがあったら、
どうぞコメントで教えて下さい。
請求しないと受けられない福祉もあります。
どうぞ少しでも安心して大切な家族とお過ごし下さい。
心より祈っています。