お盆 IN 東京 | 大森華恵 オフィシャルブログ powered by ameba

お盆 IN 東京

今年のお盆。



実家の富山ではなく、

東京で過ごす。





近所の家族が道で大胆にバーベキューしてたり、

子供が浴衣着てはしゃぎながら花火してたり、

夕飯の買い物に行くと

明らかに「お盆用」の食材が売っていたり。



「お刺身の盛り合わせ」は、

盛り合わせるにもほどがある大容量で、

一人でお盆を過ごす人にとっては絶対に手を出せない。



お刺身。



うちの父は、

福島県いわき市出身で、

魚が大の好物である。



いわきの親戚からは、

よく海産物が届く。

かつおが旬の時期になると、

とんでもない大きさで、

ハンパない量で、

それがとどく。



母は、

切っても切ってもキリがないかつおを、

父が帰ってくるまでに刺身の状態にしておく。

その日から

かつおが何日か続く。




うちの母は、

私や父が釣りで持ち帰ったどんな魚も

ちゃんとさばいて

ちゃんと料理してくれた。

私が料理好きなのは、

母の影響が大きい。



父の話に戻る。



父は、

とにかく刺身が大好物で、

仕事から帰って風呂に入り、

食卓に刺身が並んでいないと機嫌が悪くなった。


今思うと、

刺身が食卓に並んでいない日が無かったように思う。



かつおをみると

父を思い出す。





定年間近に

富山から埼玉の大宮勤務になり、

上野で暮らすことになった父。



東京に来て、

きっとおいしい刺身を食べていない。




今、

富山でお盆を過ごしている父。


きっとおいしい刺身を食べているに違いない。