※昨年 アニマルライツチャンネルを見られて 繋がった方の ご相談案件からの活動です。
○アズマヒキガエルのロードキルが多く、何か対策はないか。
繁殖期シーズン(2月下旬~4月上旬、地域差、個体差あり)に、冬眠明け山から水辺へ産卵のために移動の時に、途中の道路上で大量のアズマヒキガエルがロードキル(轢死)にあっています。
冬眠している場所から 水路や沢をつたい移動しますが、人間の開発行為により その道に道路や側溝などの妨げがあるのが現状です。
大きな生き物、例えば 鹿やイノシシなど ロードキル(車に轢かれること、轢死)とくらべ、カエルなどの両生類、アナグマやハクビシンなのど目立たない生き物が ロードキルにより沢山命をおとしていることは その生息地にお住まいの地域住民の方しか目にしないかもしれません。
【閲覧注意】
アズマヒキガエル 実際のロードキル
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まずは 現地へ。
私の活動の基本は 全てにおいて まずは現状、現場を知ることからはじまります。
先方と現場で 初顔合わせ
実際の場所、何匹位目撃したのかなど伺いました。野うさぎのロードキルもあったそうです。その方はとても様々な分野において 勉強されている方で 今後の対策などをお話しして、有意義な意見交換をしました。
私は 恥ずかしながら カエルについての知識は殆どなく お会いする前に まずはそこから勉強(,,・д・)
ネット検索は目が痛いので 図書館でカエルの本、専門書から絵本まで全て借りて来て生態を学びました。昨年10月の話です。
どのカエルも個性があって
だんだん カエルが可愛くみえてきました(笑)
産卵中の アズマヒキガエル🐸
ひも状なのが卵で長さは10mにもなります。(卵を食べようとアカハライモリが集まってます)
カエルの 生存率は 一万分の一だそうです(泣)
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活動は まず 現状はどうなのか。
これは現場調査になります。産卵期(2~4月)に その場所でどのくらいのロードキルがあるのか、出来れば毎日同じ時間に 数えてデータ化すること。
実際のご相談は昨年10月ということと、ロードキルを目撃したのが2年前でしたので 以前ロードキルを目撃したことからの 想定での予防の案を考えました。そして 調査をして 翌年への活動へ繋げます。
まず この時期は 道路を通行する車やバイク等々に 運転注意を促すポスターを 設置する事。
ロードキルは 車など 徐行運転をする事で ある程度軽減されます。産卵のピークの多くは1~2週間です。ドライバーさんには せめてその期間だけでも 細心の注意をはらってほしいものです。
そして 注意喚起のチラシを作り 近隣の公共施設や カフェなどに 置いてもらうこと。
他にも 色々なアイデアがありましたが すぐ実際に出来ることを (産卵シーズンが近いため) 行動にうつすことにしました。
今は ポスター、チラシを制作したところです。
以上 まずは 現状の活動報告です。
【続く】です🤭
中途半端な 活動報告ですが、
私は 2月からポスター設置や生態調査に入ります。決して近い場所ではないのですが最低週一 現地に入ろうと思います。
そして 今後の(来年度)活動を考えていくことになりますが、2月は今シーズン最後の 毛皮問題の街頭アクションもあり 多分 ブログアップは…いや、アメブロを毎日開くことも 難しそうなので 活動報告は2回にわけ 中間報告にしました
次の報告は4月かな(,,・д・)
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この活動をブログに書きはじめること 悩みました。デメリットもあるからです。
今回場所は特定しませんが、両生類など捕獲をしにくる人間がいること。目的は想像出来ます。飼うため 売るため 食べるためなど。
ただ場所を確定しなくても実際に全国どこででもカエルのロードキルはあり、又、現場を(ポスターなど)見てインスタなどへのアップで分かってしまうことを考えると、 報告するメリット、活動方法の参考にしてもらうこと、などのほうが、必要かなと思いました。
何か 皆様の活動の参考になればと思います。
次は 実際のポスター、チラシ、調査結果を報告します。
今回、相談された方が、とても積極的に動いてくださり、 様々な書類の作成や ポスター、チラシのアイデア等 出してくれています。こうして活動の輪が広がっていくこと、凄く嬉しいです。
カエルだけではなく ロードキルの問題は以前 警察に相談したことがあります。
その時 警察の方は 【ロードキル】という言葉を知りませんでした。今なら別の方法でアプローチ出来るかな。せめて運転免許を取得する際の講習で、動物のロードキル問題にも触れてほしいです。
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今、この地球上には約7100種以上もの両生類が住んでいるとされています。
しかし、これら両生類の数はどんどん減ってきており、絶滅してしまった種も沢山あります。
一番の大きな原因は、人間によって生息場所が乞わされたり、分断されてしまうことです。
両生類たちが暮らしている池が埋め立てられてしまったり、森林を切り開かれてしまうことで、住みかとなる場所が減っています。
地球温暖化による気候の変化、農薬、外来種によっても壊されてしまいます。
両生類のほとんどの種は、幼生時代を水の中で過ごし、その後変態して陸に上がります。
すなわち、水中と陸上、その両方をつなぐ移動経路、この3つのうちたった1つの環境を失ってしまうだけで、暮らしていくことが出来ないのです。
私達は普段カエルを食べたりすることはありませんが、ヘビや鳥たちにとっては重要な食べ物です。
また、虫などはカエルの食物となります。
カエルも生態系の一員として、複雑に他の生物と繋がっています。
この繋がりがある種の絶滅に切れてしまうと、その後生態系にどのような影響がでるかわかりません。
私達 人間による開発などで生活環境を変えられる生き物のために、これ以上犠牲を増やさない取り組みは非常に大事だと思います。
みんなが意識をもって 小さな生き物たちを 優しく見守ってほしい。
読んで頂き 有難う御座います🦥
みんな
自遊で笑顔でありますように🌎️