6年前の12月に書いたブログ。
自分でも内容をほとんど憶えてなくて書いた本人の私もへぇ~と読みました。
だもんで、追記して再アップ。
現在放送中のドラマ 「リーガルV」 で、米倉涼子さん演じるのは元弁護士 ”小鳥遊翔子”。
この ”小鳥遊” という苗字は、私が住んでいる近くの地方に多いというか、そこにしかない名字。
この名字、 ”たかなし” と読むんやけど、まず読めへんよね。
小鳥が遊んでるんやから天敵の鷹は飛んでない、だから ”たかなし”。
この法則と同じで、 ”月見里” という苗字は、なんと読むでしょうか
月が見えるんやから山はない、… そう、 ”やまなし” と読みます。
もうひとつ、 ”栗花落” という苗字は、さてなんと読むでしょう
栗の花が落ちる頃に梅雨に入る … ”つゆり” って読むんやって。
漢数字使用系名字をいくつか紹介します。
まず、 ”十” はなんと読むのか
”つなし” と読むのですよ。
ひとつ、ふたつ、みっつ … やっつ、ここのつ、とお。
そう、十は ”つ” がつかへん、だから ”つなし”。
”一” と書いて、 ”にのまえ” と読む名字もあるんですわ。
その読み方通り、二の前やからという…。 まんまやん。
それじゃあ、 ”二” と書いて「さんのまえ」と読むかというとそうではなく、
”したなが” と読むんやって。
”四月一日” は、なんと読むか、… ”わたぬき” さんです。
昔、冬の間に防寒として着物に詰めた綿を、旧暦4月1日に抜いていたからという事。
なんというか、漢字とひらがなを持つ日本語の醍醐味
言葉遊びというか、なぞなぞみたいな名字の代表のほんの一部やけど、
まだまだあるんやろなぁ
名前にちなんだ、大昔ラジオ番組で聞いた話
私が10代の頃やから昭和時代の話です
パーソナリティーは吉田拓郎さんと小室等さん。
あまりにも、面白かったからいまだに覚えてる
上に書いてる小鳥遊さんや月見里さんの話も出てた。
吉田という苗字は、あいうえお順で後ろの方やから、
小学生の頃、健康診断の時に女子が入って来て嫌やったと
拓郎さんがかつて話した事があった。
次の週にリスナーさんからこの件についてハガキが来た
その拓郎さんの気持ち、凄くわかるという内容で、
自分の名前は吉村で、吉田さえ嫉妬の対象やった
でも、人生捨てたもんやなくて同じクラスに ”よとりやま” という子がいたそう。
その子のおかげで、一番後ろにならなくて楽しく過ごせたと。
”よとりやま” くんには、幸せになってほしいと
そのまた翌週に、このあいうえお順に関係するハガキが紹介された。
その人が聞いたラジオで、渡辺さんという人から自分より後ろの名字の人を探して
というのがあったそうです
それに対しての返事で、 ”わんだ” さんという名字があるとの事。
そのまた翌週には、 ”わんやま” という苗字を知っているというリスナーがいた。
このリスナーは、この人の後ろはいないでしょ、もう。
と書いてたそう、そうやよね
そうしたら、ラスボスが登場
その名字は
”んがむら” さん
もう一回 ”んがむら” さん
アフリカちゃいますよ、日本です。
どういう漢字かというと、梅の 毋 の部分が 母 になってケ村だそう。
凄いわ、この苗字、さすがにこの人の後ろはおらんと思うわ
ん で始まる苗字があるとはね~
日本人の名字って、一体どのくらいあるんやろか
取引先の担当者さんも変わった苗字の方が結構いらっしゃる。
読めなくてメルアドで判明した事も多い。
そういう方の苗字を調べると、ひとつの地域に集中してて
廻りには多かったから、自分の苗字が珍しいと思ってない人がほとんど。
地元の美味しいイタリアンのお店で「カイハミカルネ」という店があるんです。
てっきりイタリア語で意味のある言葉を店名につけたんやと思ってた。
だけど、カイハミは店主さんの苗字で「貝岐」と書きます。
読めんよね。
私の苗字も、読めるけど少ない方なので、三文判は置いてないとこが多いです
紹介した珍名さんたちも、絶対に印鑑は特注やろね