久しぶりにDVDを観たんで前の記事に追記して再アップです。

名古屋に遊びに行って映画を観た時、
ロビーに貼ってあった次回上映のポスターがこの映画だった。
1999年公開、25年前の作品です。

観たいなぁと思ったけど、
私の住んでる地域の映画館には来んかった。
こういう地味な感じの映画はまず、来ない…

観たいとずっと思いつつ、やっとDVDを手に入れて
公開から10年位経ってからやっと観れた。

恋愛映画大嫌いなタモリさんがこれは良かったと褒めてて、
横にいた関根勤さんも良かったと言ってた。(笑っていいともで)
関根さんも恋愛物は観ないそう、好きそうに見えるからちょっと意外ね
さんまさんもこの映画大好きだと言ってた。

一言で言えば、主演の
チャン・ツィイーが超可愛いちびハート
彼女のプロモーションビデオと言っても過言ではない。

本当にそう思う。
チャン・イーモウ監督が撮った彼女の為だけの映画。

ピンクと赤のもこもこしたキルティング風のチャイナ服はてな
とっても可愛い赤ハート
季節が冬なんで、キルティング風の薄い綿の入ったもんぺをはいてて
これもまたもこもこしてるんだけどそれも可愛い青ハート
この2枚しか着てないナント!


髪型もずっとシンプルな三つ編みに毛糸のリボン。
それもまた似合ってて可愛い黄ハート

当時19歳なのかな?
とにかく、彼女の存在そのものが可愛い紫ハート

村でただ一人大学までいった成長したヒロインの一人息子がナレーター。
二人のなれ初めから始まる。


物語は一途過ぎる18歳の女の子の初恋物語です。
山間の村に初めて小学校が出来て、
その学校に赴任する都会から来た若い20歳の先生に
村の娘が恋をする。


生徒たちと一緒に帰る先生を待ち伏せしたり、
その道でワザと持ってた籠を忘れたふりして置いてみたり…
授業をしてる教室の外で耳を澄ませ聞いてる。
ストーカーです…。
でもとにかく可愛いから許せちゃう・・・




彼女は教育を受けていないんで字が読めない。
お料理上手で、村で一番綺麗な娘。

 

先生は夕食を順繰りに村人の家でご馳走になる。

そして、彼女の家の日になった。

その場面のナレーション。

「父は言った。初めて母の家に行ったとき、母が入り口に立って父を迎えた姿は、

 一幅の画のようで、一生、忘れないと」



出来れば、先生役の俳優さんをもう少し都会的なイケメンにしてほしかった。
村一番の綺麗な娘が一目惚れしてこんだけ好きになるんやから。
でも人の良さそうな好青年ではあります。


この映画を観た人の感想の中で
「チャン・ツィイーのあざとさがいやだ」
と書いてた人がいました。

これ書いた人は十代の頃に
人を好きになった事がないのかなと思う。
十代の頃の必死の思い、あのドキドキ感ドキドキ
見事に彼女は演じてた。

先生からのプレゼントは髪飾りというかヘアピンというのも
素朴で飾り気がなくていい。
貰った、このピンはもう彼女の大切な宝物ヘアピン
一度落としてしまうのですよ、で血眼になって探す。

とにかく最終的には村長さんまで巻き込んでしまう
彼女の本当に一途な隠しきれない思い。

画面もとても綺麗やった。
構図がよくて、どこを切り取っても絵葉書になりそう。

大きな出来事が起こらない淡々としたお話やけど
こういうのが私は好きなのです。

現在をモノクロにして、過去をカラーにしてる演出も良かった。
初恋のキラキラ感が伝わる。
でも現在のおばあさんからは、若い頃の可愛さを想像できへん。
全然、面影がないのよ、よっぽど苦労したんやねぇホンマかんにん

都会に出てた息子が教師をしてた父の葬儀で帰郷して、
最期に村の子供たちに授業をしたのが印象的だった。

中国映画は時々好みど真ん中の作品があります。
「山の郵便配達」とか。

日本人好みの映画だと思います。