白猫家族の前に暮らしてたにゃんこ、こゆき。
飼い猫三代目のこの子とは、9年間一緒に暮らした。


2か月半位の子猫の時、家の前の建築屋さんの資材小屋に迷い込んできて、

触ろうとすると最初はフーフー怒ってたんやけど、
ご飯食べてる時だけは背中を触れるようになった。
一度触れさせるようになると後はもうこっちのものへへへ

 

家に入れてから、トイレも一度で覚えたえらい

思い起こすと、家へ来る子は外猫もみんな、ほとんどモノトーン ♪
初代の飼い猫茶トラのごんべぇ以外、三毛のはなが生まれるまでみんな白黒

この子は女の子でなまえは”こゆき”ちゃんふゆ
家に来てすぐの頃、子猫時代の姿を点

 

 

 

 

画像がぶれてるし、古いんで変色してる。 お見苦しいですがごめんなさい
困った顔をしてるなぁフフ こういう頭の模様を、はちわれっていうのかな?!
 
 


成長してからのこゆきなんやけど、なんか写真写りが睨みがきいてて恐いギョッ
本物は細くて可愛い子なんですよぉホント

そうよ、あたしは可愛いの、ままさんの腕が悪すぎるのよ!!

それに後ろにある段ボールは何なのよ!?

ちゃんと片付けなさいよ!
 

 

 

 

これ、ほんまにこゆきなんやろか…  

ほんま、あんた下手くそすぎるわ、こんなん私じゃないわ、公表しないでよもー

 

 

 

これもまた目つきが悪いなぁふきだし・・・   女子ですsei 

…もう、こんなののせるにゃんて あきれてものも言えにゃいわプンプン

 

 



こゆきが比較的柔らかい顔でお座りしてるけど、これもちょっとね…

この子は男の子っぽい顔してる。

そんな事にゃいの、撮るのが下手なの、男顔は言い訳よっ!!!!!

それに、またまた部屋が散らかしっぱなしよっ‼
 

 

 

 

こゆきがのってるのは、私の高校の卒業アルバム。 これで、爪も研いでたような… 

変な顔ばっかりのせられてるから、先に倍返ししといたのイェイ
 
 

 

画像が、暗い、暗すぎる…。   づらを被ってるみたいなこゆきちゃん。

ヅラって… ほんと失礼ねsss

   
 

 

こゆきは、本当に鳴かないし、マイペースで、テレビの上が大好きでいつも寝てた。
小食で全然ガツガツしてない子やった。
自由に出入りさせてたけど、絶対に30分以内に帰って来てたよいこ

ある日事件が起きた。 土曜日やった。
夕方のご飯の時間なのに帰って来なくて、ずっと探し回ったけど見つからなくて、
悪いことばかり頭にうかんでaya
夜になって眠る気にもならず、ぼーっとTVを見てた。

深夜12時前頃、裏口で微かな鳴き声。

すぐにドアを開けたら… いた!、こゆきが座ってた。
抱き上げると、ゴロゴロとずーっとのどを鳴らしてた。
今までこんなに大きくゴロゴロ鳴いた事なかった。

どこ行ってたん? 心配したんよぉ、はよ帰ってこなあかんやん。
って話しかけて撫でまわした。
その間もずっと大きくゴロゴロごろごろ

私も落ち着いてきて、ケガはないかと身体を見たら、後ろ足がダランとしてる。
どうも大腿部が折れてるみたい。
歩くのもやっとやったみたいで、降ろしたら座りこんでしまう。
よく帰って来れたなぁと。

家まで辿りつければ、私に会えれば、すべて大丈夫やと思って、
一生懸命歩いて帰って来たのかと思うと泣けてきた。

次の日は日曜日、動物病院に電話をかけまくって

出てくれた病院で緊急手術。
無事成功ほっ・・・

多分、自転車か単車にはねられたんだろうと。

内臓は大丈夫、他には外傷もなかった。ほっ


それからは、ほとんど出歩くこともなかったな。
穏やかにゆったりまったり、家ん中で毎日過ごしてました。


 

カメラ目線のこゆきさん、ちょっとはましに写せた。

うーん、ギリギリね、でも納得してにゃいわy’s

 

 

 

ねぇ、ちょっと この写真のせる必要あるの!?
 

 

 

 

構図が変なんだけど!? この角度だと、ふとんごとずれ落ちてるわ、あたし。

 

 

 

この顔が普段のこゆきに一番近い。 

そうね、これはあたしねはい

 

 

 

先代猫、くーにゃんのお気に入りの場所、靴箱の上で同じ構図でパチリ📷

前にいたひとと、あたしとどっちが可愛い? 

どっちも超可愛いよ!!

大人の対応ねフン

 

 

こゆきが9歳になった時、

あごの下をこちょこちょと触ってたら、なんか膨れてる?って思った

骨折した以外は、ホントに病気もしないし、
怪我もしない子だったんで、病院に行った事がないほど健康やった。

食欲も落ちてないし、元気もあるし、ただの出来物だと思ってたんやけど、
その出来物が少しづつ大きくなってきたんで気になって近くの獣医さんへ連れてった


そこで顎の骨に出来たガンだと言われた。
えっ!?
まさかの告知。
これからどうするか、考えましょうと ひとまずその日は何もせず、家に帰った。


翌日会社で、にゃんこを飼ってる同僚にこの話をしたら、
他の獣医さんでも診て貰ったらどうかと言われた。 セカンドオピニオン。

それで、近所のわんこを飼ってる幼馴染に、評判のいい獣医さんを教えて貰って
そこで診て貰った。
結果は同じ病名。
レントゲンを撮った結果、すでに全身に転移してるのがわかった。

腫瘍が大きくなるのを防ぐのに、
抗ガン剤をあごの下にピンポイントで打った。
副作用で吐き気がするかもしれないとの事。

この抗ガン剤に望みを託したけど、効かなかった…
調子が悪くなるともう坂を転がるように弱っていった。

とっても食べたそうにしてるんやけど、

腫瘍が大きくなって口をふさいだみたいで、飲み込めない。
食べられへんから体力がなくなる、点滴で補う。

先生から普通は勧めないけど、この子の場合は

安楽死も考えてみてもいいですよとの説明を受けた。

こゆきは、絶対にとても辛いし苦しい筈なのに撫でると、いつもゴロゴロ言ってくれた。
このまま無理に点滴で生き延びさせるのは、
こゆきを苦しませるだけじゃないのかと思った。

血が混じった膿を吐き出すようになってきた。
母とも相談して、考えに考えて安楽死を選んだ。

獣医さんに電話すると、
ゆっくりお別れができるように診療が終ってからにしましょう。
そう言ってくれた。

母とふたり、こゆきを乗せて無言のまま病院に向かった。
今、隣で息をしてるこの子は帰りにはもう息をしてないんだ。
そう思いながら運転してた。

病院に到着して、どういう処置をするのか先生が説明してくれた。
まず睡眠薬を打って、その後筋弛緩剤を打つので
全然苦しまず、眠ったまま逝きます、と。
私達がもういいと決心がついたら呼んでくださいね、と時間をくれた。

母とふたりで、痩せて一回り小さくなったこゆきを撫でて、抱きしめた。
「こゆきちゃん、頑張ったね、もうええよ。 もう痛い思いしなくてええんやよ。
楽になるからね、大好きやよ、ずっと忘れへんよ。 ありがとね。」

こゆきの胸がゆっくり上下して…止まった。
覚悟していたけど涙が止まらなかった。

先生が
「安楽死を選んだことで自分を責めないように。 

この子にとって最善の処置だったと私も思う。」
そう言ってくれました。

先代、二代目は、突然逝ったし、それも若くして逝ったし、
死に目にも会えなかったから、悲しみよりも驚きの方が大きかった。
でも、こゆきの場合は弱ってくのを見てたし、
今までの最長、9年間一緒にいてくれたんで、
悲しかった、寂しかった、とてもつらかった。

こゆきがいつも寝てたお気に入りの場所のTVの上。
いないのはわかってるのに、無意識に確認する日が続いた。


こんなに別れはつらくて悲しいのに また次のにゃんこと暮らし始めるのは、
その悲しさや辛さの何億倍も楽しい毎日を過ごせるからheart

人間の場合は
「子供は3歳までの可愛さで一生分を親に恩返しをしてる」 と言うけど、
動物の場合は、その3歳までの可愛さが一生続くネ
猫でも犬でもうさぎでもカメでもモルモットでも鳥でも魚でもへびでも。



それから約2ケ月後、白猫家族のボス、めいと出会った。
一緒に捨てられてた仔が力尽きても、生きてくれてたキラキラ

めいちゃん、本当に頑張ったね、えらかったねえらい
ようこそ、ここがあなたのずっとのお家やよウェルカム