誰に対しても、いつも柔らかく穏やかに話すコトー先生。

特に子供達には優しい。やさしい

そのコトー先生が、一度だけ低い声で、

剛洋くんに命令するシーンがありました。

茉莉子さんの息子 竜くんがコトー先生に助けられる回。 

 

行方不明になった竜くんを探しに行き、

崖下に落ちている竜くんを見つけはしたんやけど、

覗き込み足を滑らせた剛洋くんを掴まえようとして、

一緒に崖から落ち、右腕を脱臼し足も怪我したコトー先生。

先生の足のふくらはぎが腫れ上がり、

自ずから竜くんが持っていたナイフで,溜まった血を出すのに切開する時、

「こっち見るな!」 って剛洋くんを制する。

 

この時の吉岡さんの横顔、かっこよかったわぁ。  超痛そうやったけど痛っ!5

切った後はまた柔らかく剛洋くんに話しかけるんです。

ギャップが凄い。

 

このままじゃ、竜くんが助からないと、大人たちをを呼びに行った剛洋くん。

道を間違えないように木に目印の布を結びつけながら進む。

お父さんから教わったとおりに。

彼がいなければ、見つけられることがなかったかも、 お手柄です。

 

家に帰って、点数が悪くて隠したテストが壁に貼られているのを見て

お父さんに謝る。

お医者さんになりたいのに、こんな点数しか取れないと。

 

父はテストを嬉しくて貼ったんだと、息子に話す。

自分は、算数でこんなにいい点をとったことがないと。(ちなみに67点)

そして、お前はなぜいつも謝る?、男はすぐ謝るなと諭す。

 

そして、お前は俺の自慢の一人息子だと愛するわが子に静かに話す。

このシーンも感動的やった。

自慢の息子だと言われたことを、剛洋くんは一生忘れないと思う。

困難な出来事に直面した時に、心の支えになる言葉。

 

この回の最後のシーン、竜くんの手術が無事成功して、

コトー先生と彩佳さん二人だけになって静かになった診察室。

彩佳さんがコト-先生の足の手当をしてる。

 

彩佳さん。

 「もう、二度とイヤですよ、こんな事びっくり!!

 自分の身であって、自分の身じゃないのがドクターなんですから!

 島のみんなの命が先生にかかってるんですよ。

  怪我なんかされたり、行方不明になんかなったりしたら

  ほんとに困るんだから。

  ほんとに心配したんですよ!

 

コトー先生。

 「ごめんね、ごめんなさい。

  彩佳さんがいなかったら、今日のオペは出来なかった。

  感謝してます。 どうもありがとう。」

深々と彩佳さんに頭を下げるコトー先生。 

 

このコトー先生の言葉に、彩佳さんは嬉しくて涙をこらえてるんやよね。

だから、包帯を巻く手が自分の気持ちを抑える為に思わず荒くなっちゃう。

 

それやのに、超にぶいコトー先生は彩佳さんにこう話しかける。

 「あれ、彩佳さん、まだ怒ってます??

 

ほんっとにコトー先生は、病気の事以外なんにもわからへん人やわ、

和田さんも呆れてたけど…

 

そんなコト-先生に彩佳さんは背を向けてこう返す。

 「怒ってません、ぜんぜんっ、怒ってません!


先生に感謝されて、内心ものすご~く嬉しいのに

素直に表情に出さない、出せない彩佳さん。

とっても可愛かったかわいい

大好きな場面です。

 

 

最終回、コトー先生が島に来るきっかけとなった事件の中心人物、

研修医だった三上先生が登場。

演じる山崎樹範さん、初めて見た俳優さんやったけど、印象に残りました。

ええ役貰ったねほんま

その後、バラエティで見た素の彼とこの役のギャップにはびっくりやったけど!?

 

山崎さんは吉岡さんと共演出来て嬉しかったと、なんかで読んだ。

 

特別篇に、出演してました。

北国の小さな町の診療所に、とばされた彼の日常を描いた、あの話好きです。

おばあさんをおぶって診療所まで歩いて行くとこ、泣けました。

日本の健康保険制度は、もう少し改良するべきじゃないかと考えさせられるお話でもありました。

(まぁ、アメリカみたいに健康保健制度がないとこよりかは何万倍もええけど)

 

彼もいい医者になりそうです。

 (確か、原作では大変な病気に感染したような?

  そこらへんで、原作は読まなくなったんで、彼の生死がわかりません。)

 

最終回で政府要人の手術を終えた、というか

手術室から追い出されたコトー先生に三上先生が謝罪するシーン。

頭を下げる三上先生に、事件の事を逆に謝るコトー先生。

とてもせつない場面やった。

 

島を出て行ったコトー先生を、東京の病院まで迎えに来た原親子。

 

 

コトー先生に島のみんなの気持ち、そして自分の気持ちを訴える場面で、

原さん、初めて 「コトー先生」 って口にしました。

それまではずっと 「あんた」 やった。

続編では、ずっと 「先生」 と呼んでたね。

この時からやったんやね。

 

病院でコトー先生が咲さんから、手渡されたアルバム。

和田さんからコトー先生に渡してほしいと送られてきたという…

あれ発売したら売れたんではないんかなはてな

私は欲しいと思いました。

写真のみんないい顔してた。

和田さんやからこそ撮れた写真ばかり。 

あきおじの笑顔がたまらんかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コトー先生は島に戻って来てくれた、原親子と一緒におかえり
船で、先生の手が見えた時、第1回の、
そう 島に来た時に

剛洋くんにおそわった、あの船酔いしないおまじないしてる。

自然と、にまっとなりました。

吉岡さん、手がきれいやわハート

 

コト-先生が船に乗ってる事に一番に気付いた彩佳さん。  

やっぱりそうやよねハート

 

このドラマは作品としての完成度がとても高いと思ううん

脚本が本当にいいんで、どの役も他の役者さんが演じても

いい作品にはなったとは思います。

けど、配役はあれがベストやったと思う。

 

小説にしろ、漫画にしろ原作より面白いと思える作品は

私個人に限ってやけど、なかなかない。

私の場合、これが初めてやった。

 

出演者の役者さん、適役で上手い方ばかりでした。

あまり連ドラ見ない私が毎週楽しみにしてました。

これからもずっとずっと大好きなドラマですハート

 

 

名作です。

 

             画像はポニーキャニオン製DVDBOXよりお借りしました。