6月に入ってから、3年前に書いたこの 「Dr.コトー診療所」 に

急にアクセスが増えたんで、なんでかなって思ってたところ、

最初に関東、その後関西、両地域で久方ぶりに再放送が始まったからなんやね。

 

追記して画像を貼り付けて再アップ。

《画像はポニーキャニオン製 DVDBOXよりお借りしました。》   

 

連続ドラマでは一番好きな作品。

原作のコミックも途中までは読んだんやけど、(長いんで挫折しました…)

私はドラマの方が好きです。

なんせ、発売と同時にDVDBOX定価で買ってもうたくらいやもん。

 

主演の吉岡秀隆さん。

好きな役者さんです。

北の国から」 の純くん、男はつらいよ」 の満男君。

両方とも役名で呼ばれてる。

この 「コトー先生」 もそのまま定着しそうやわ。

 

はじめて彼を見たのは、「北の国から」。

上手い子やなと思ったじょうず

その頃の子役といえば、力が入り過ぎてる子がほとんどやったから、

妹、蛍役の中島朋子さん共々、自然体の演技でこんな子達がおるんやって思った。

 

でもリアルタイムでは観てない、裏の 「想い出づくり」 を観てた。

山田太一vs倉本聰、どっちを観るか悩んだてん

 

ドラマや映画で、自身の成長と共に年相応の役をこなしながら、

そして 「北の国から」 で、純の成長を演じながら、上手く大人の俳優さんになりました。

子役から、そのまま大人の役者になるのって難しいもんねホンマ

 

演じる役によって、雰囲気が変わる。

演じてる役が素かもしれへんって思わせる演技力は凄いと思います。

 

ドラマの中で、あきおじのお腹を触診してる彼の手は、医者そのものに見えた。

手術シーン、もちろん撮り方もあるとは思うんやけど、とってもリアルやった。

手術シーンでは必ず流れるBGM 「stage」 は耳に残る。

 

ドラマのコトー先生は、普段はふんわり柔らかい、一見頼りなさそうな人。

だから手術シーンの天才ぶりとの落差が際立つ。

 

 

彩佳さん(柴咲コウさん)は、原作ほど女性っぽい部分が出てないと思う。

原作の彩佳さんとは別人と思った方がええね、これはコトー先生もかうん

強く正しく美しく、男前。

そして、廻りがちゃんと見えてる人。カッコイイ

ドラマでは島民で両親と一緒に暮らしてる。

一度は島外に出てたけど、戻ってきたみたい。

 

この二人のバランスがとってもいいです。

先生のほんわか、彩佳さんのしゃきっ!!*

 

 

診療所に常駐してる事務長の和田さん(筧利夫さん)

一言でいうと、いい人。 そして、診療所に必要な人。

時々見せる、大人の男の部分がカッコイイ。

和田さんの撮る写真は、どれも優しい。

 

 

原作には登場しない咲さん。(石田ゆり子さん)

彼女とコトー先生は結局どういう関係だったんかなハテナマーク 元カノ?

彼女を登場させた、脚本家さん素晴らしいsei

洗練された都会を島に持ち込んで、いい意味での彩佳さんとの対比。

 

 

カフェ? 食堂 ?  飲み屋?でもありそうなお店 をやってる茉莉子さん(大塚寧々さん)

コトー先生と同じ年という設定、綺麗で強い人。

料理上手な茉莉子さん、とても美味しそうな定食、食べてみたい。

 

 

彩佳さんも茉莉子さんもお洒落な服をいっつも着てたけど、

あれはやっぱり通販やろか、島にあんな服を置いてる店は絶対なさそうやもん。

ちょっと気になったあはっ

 

 

見た目が原作と全然違うのが原さん。(時任三郎さん)

原作はどうみても角田さんそのもの。 角田さんを見ながら描いたとしか思えん。

ドラマの原さんは何をしてもかっこよかった。(角田さん、すまん)

強く、たくましく、厳しいけど優しいお父さん。

 

 

そして、島の子供を演じた子役さんたちも上手い。

本当はみんな都会の子なんやろけど、島で育った子に見えた。

剛洋くん。

 

国ちゃん、純平くん、信一くん。

 

 

茉莉子さんの息子、竜くん役は神木隆之介くん。

この頃は女の子以上に可愛いキュート  だから画像いっぱいのせちゃうあは

 

 

 

 

島の、見た目から素朴な子供達とは全く違う、都会の垢抜けた子を演じてた。

 

 

まぁ、この見た目では島の子を演じるには無理があるけど…

儚げな、でも芯の強い子を演じさせたら右に出る子はおらんわ。

 

今や、いい青年俳優に成長したねぇホンマ

儚さは全くないけど、それに素はなんか変わった子やけどあはは

うまく大人の役者になったなぁ、吉岡さんと一緒で。

 

 

泉谷しげるさん演じる漁労長シゲさん、見た目は原作と似てるかも。

性格は、本人もDVDの特典インタビューで言ってたように、回によって違ってたなぜ

コトー先生の味方になったり敵になったり…

でも、なんでもありかなと思わせちゃう、泉谷さん。

 

 

そして、星野さん。(小林薫さん)

彩佳さんのお父さんです。 この島にコトー先生を連れて来た人。

いかにも役場職員の雰囲気出してた。 課長やったっけ。

小林さんも役によって変わるなぁ。

 

 

このシリーズで一番好きな回は、あきおじが亡くなった回です。

第8回 「救えない命」

オリジナル脚本。 神回というやつですわ。

もう、大泣きした。 何度観ても泣ける。 何もかもがいい。

藁草履、 すいか、 手紙スイカ

 

この回は主題歌の 「銀の龍の背に乗って」 の歌詞みたいで

コトー先生の涙がたまらんかった。

 まだ飛べない雛たちみたいに

 僕はこの非力を嘆いている

 

役者さん達、みんな最高の演技をしてたと思う。

初めて見る俳優さんが結構いたんで、それがまたリアル感があった。

あきおじの息子夫婦とか。

 

 

 

大森南朋さんも役場職員で出てた。 星野さんの部下。

若い。 細い。 さわやか。 大森さんも役によってやっぱ変わるなぁ。

普通の青年を演じてたの、私は初めて見たかも。

 

 

大森さんの奥さん役が引退した桜井幸子さん。 

本土から両親の反対を押して嫁いできた、強いでも優しい女性。

桜井さん、好きな女優さんやったから、

引退の報道を聞いたときは、とても残念に思った汗

この方の儚げな風情が好きでした。

 

続編ではガンを克服したという設定。

この時、娘役の3,4歳の子役さんと本物の母子みたいに見えたうふ

とても懐いてたんだなと二人のシーンを観てて思った。

絵本を読んであげるとこ、自然に膝の上に座ってた。

 

実際、大森さんと3人で撮影の合間にも

ドライブ行ったり、遊んでたそうです。

 

ガンってごくたまになんやけど、消える人がいるみたい。

最初は死んでしまうという設定やったそう。

でも嘘くさくても、ドラマやからねと言われても

そういう事実もあるっていうことで、生還させる話にしたそうです。

 

きっと、ガンと戦ってる人たちに

希望を持ってほしいというのもあるのでは。

実際、生きようという力が湧いてくるんやないかな。

 

続く