Name: GEoRGiA (ジョージア)
Real Name: Geogia Barnes (ジョージア・バーンズ)
Age: 24.
Hometown: North-west London.
The lineup: Georgia Barnes (vocals, instruments, production).
Label: Domino Records / Hostess Entertainment(日本).
Sounds Like: Dizzee Rascal, Katy B, M.I.A. , the Knife.
Links: Official Website, Facebook, YouTube, Twitter.
The buzz: マルチプレイヤーとして活動していたGeorgiaは、Kwes、Kate Tempest、Micachu、The Shapes、およびJuceといったアーティストのためドラムを演奏していた経験を持つ。
GeorgiaのデビューEP『Come On』はJuceのメンバーのCherishのレーベル、Kaya Kaya Recordsからリリースされている。また、The Great Escape でのHot ChipのサポートをするGeorgiaが筆者の記憶には残っている。
13歳から16歳までユースチームでサッカーをしていた24歳のGeorgiaは、ロンドン北西の自宅のスタジオですべての曲を書き、演奏し、プロデュースをしていた。
ジョージア談
「音作り、実験、自分のベストを尽くしてオリジナルなものにしようと懸命になって、スタジオで何時間も過ごしている（いた）」。
「激しいけど低音を多く使ったサウンドを伝えたい」。（好みの音楽は）「クリーンだけど同時にダーティでダーク」。このEP『Come On』はエネルギーに満ち心地よいエッジが感じられる。筆者が体験した彼女のライヴでは、実のところコントローラブルであるが、自由奔放な肉体性を武器に、都会的な仄暗さを持つダンス・ミュージックを構築していた。彼女の父Neil Barnesはエレクトロニック・グループ、Leftfield のメンバーであるが、父親譲りのダンス・ビートを受け継いでいるのかもしれない。それは素晴らしいものだった。
その後のシングル曲「Move Systems」のMVから大衆向けの人物に見えるのか、はたまた自然体な人物像からなのか、ごく一部のブログではバブガムとの記述が見られるが、その音楽はポップな訴求性を兼ね備えつつも前衛的であることがEP『Come On』を聴けば分かるだろう。
英国の音楽ジャーナリスト、Paul Lester氏はこのように解説している。
“『Come On』のけたたましい音の多用と絶え間なく変わる音感のアイデアについては、Dizzee Rascalが騒々しいいところを起用した、またはKaty Bが反抗的な怒れる妹を起用したファーストアルバムといった感じである。あるいは、彼女がそう呼ばれることを拒まないのであれば、Hudson Mohawkeの協力を得たCharli XCXとも言える。
Dominoは彼女の曲作りを急かしたが、曲作りに励んでいた間に両親が離婚したこともあり、デビューアルバムのリリースが予定より遅れてしまったのだそうだ。端的にいって彼女は少しばかり好機を逸した。そのときは悔しい思いをしたとのこと。前述のシングル曲「Move Systems」のMVがドロップされた5月末にBBC Radio 1でエアプレイを“何度かは”獲得しHype Machineでも彼女の名を確認できたが“爆発的な”拡張の推移は見られなかった。来る8月21日にデビューアルバムのリリースを控える同じDomino所属のThe Bohicas(ボヒカズ) がBBC Radio 1のAnnie MacやApple Musicのbeats 1のZane Loweらの看板番組で定期的にエアプレイを獲得しているのと比較すると商業スケールでは不利になると思われるが、彼女のライヴを体験して以来、筆者は期待が大きく、昨年のKate Tempest (ケイト・テンペスト) のような存在に成り得るのではと観測している。
GEoRGiAのデビューアルバム『Georgia』は間もなく8月7日にリリースされます。
まずはビデオをチェックしてください。iTunesにEP『Come On』があるはずです。併せてチェックしてください。