関わっていた未契約のアーティストが相次いでインディペンデント・レーベルと契約を結んだ。立場上、喜ばしいことだが、私は気が重くなった。
B級Nuggetsを愛おしいと思えるセンスを所持しているし、挑戦的かつ斬新な音楽のみを求めているわけでもないが、内発的動機づけから世間に推したいと思うアーティストはその中に一つもなかった。自分が何者かになるまでは無味乾燥な音楽と向かい合うことも少なくないと悟ったのは実は最近のことだ。
サイモン・フリスは、歌詞を持つポップソングが聴かれるとき三つの意味の水準を聴いていると言っている。「歌詞」、「レトリック」、「声」である。
「言語的な水準での意味作用」、
「音楽的な修辞フィグーラ、語調と音楽とのマッチングや摩擦などの意味形成」、
「声じたいの意味形成」。
「音楽的な修辞フィグーラ、語調と音楽とのマッチングや摩擦などの意味形成」、
「声じたいの意味形成」。
三つの水準は各々独自の意味と質的評価を伴うが、多重化した一つのまとまった意味生産を行う。歌詞のリテラルな意味が、スローガン的なレトリックとして機能する歌のほうが圧倒的に聴衆を惹きつける。
優れたポップソングは、理念や言明を説明するというよりも、感覚を作りだし、聴衆に接合して離れない。
さて、このプレイリストは、先々週分の“hottest song”です。“Independent Unsigned Band”もレーベル傘下のBandも織り交ぜ新人だけをコンパイルしています。....Please enjoy!!
New Blood – No.768
New Blood – No.769
New Blood – No.770
New Blood – No.771
New Blood – No.772
New Blood – No.772
New Blood – No.773
New Blood – No.225
Waylayers – Sleepwalking
New Blood – No.774
New Blood – No.775
Ted Zed - I'm Gold
New Blood – No.776
New Blood – No.777
New Blood – No.778
New Blood – No.779