Sounds of 2015 その4 - これから注目の的となる有望な新人アーティスト 6組  | NMC - Music Recommendation and Discovery. Plus, more music from New Names.

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Sounds of 2015 - part 4 (25.11.2014)


2015年にブレイクが期待される注目のニューカマーだけをプレイリストにコンパイルして紹介。 「Sounds of 2015 - My Fav」を見つけてください。Enjoy! 





Sounds of 2015 – No.18 Prides (プライズ)
New Blood – No.342 

Region: Glasgow, Scotland, UK.

Members: Stewart Brock (vocals, keyboards), Callum Wiseman (guitar, keyboards, vocals), Lewis Gardiner (drums, production).  

Style: Synthpop, Electronic.

The buzz: 2013年にグラスゴーで結成。
地元ラジオ局‘BBC Radio Scotland’のサポートを経て2013年8月、レディング&リーズ・フェスティバル のBBC Introducing Stage’に出演。Island Recordsとサインアップ。
2014年2月17日 3曲入りEP 『
The Seeds You Sowをリリース。多くのブログのバズとラジオのエアプレイを獲得する。
プライズが我々に与えるインスピレーションは明快だ。馴染みやすいフックとドライブするダンスビートにアンセミックなサウンド。シンディ・ローパー、ケイティ・ペリー、ジェシー・Jらのヒット曲をエレクトロ&ハウスアレンジしたカバー曲。エモーショナルな泣きのエレクトロ・バラードも。その全てがウエルメイド。“インディー・ゲットー”には収まり切れないポテンシャルを所持している。ネクスト・バスティル (BASTILLE)を期待!!

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Sounds of 2015 – No.19 Raury (ロウリー)
New Blood – No.342 

Region: East Atlanta, Georgia, US.

Members: Raury (singer-songwriter and producer).

Style: folk-hop, Indie pop, hip-hop.

The buzz: 新進シンガー・ソングライター/ラッパー/プロデューサーのロウリーは現在18歳。
2014年8月に13曲入りのアルバム『Indigo Child』を無料ダウンロード(Mixtape/Street)でオンライン上にドロップ。たちまち注目を集めファンやメディアから賞賛を得る。
それ以前からこの青年(当時17歳)はレコード会社のA&Rの垂涎の的だったという。
マネージャー兼婚約者らと共に運営するレーベル/コレクティヴ“LoveRenaissance”で活動しながらColumbia Recordsと業務提携契約、DIYなアティテュードを保ちつつポップシーンのフィールドへさらに進撃する手筈は整っている。
フィル・コリンズ(Phil Collins)、ボン・イヴェール(Bon Iver)とグッディ・モブ(Goodie Mob)、2パック(2Pac)の真諦が絶妙なケミストリーを魅せる楽曲はどれも機知に富み冴えを見せている。トレードマークのひさし帽よろしく我が道を行く18歳ロウリーの今後が楽しみでならない。







Sounds of 2015 – No.20  Låpsley (ラプスリー)
New Blood – No.506 

Region: Liverpool, England,UK.

Members: Holly Lapsley Fletcher (songwriter and producer, Playing piano, guitar and oboe…multi-instrumentalist).

Style: Electronic, Downtempo, Ambient, Electronica.

The buzz: リヴァプールから現れた才媛、ホリー・ラプスリー・フレッチャーは現在18歳。クラシック音楽の素養をもつマルチ奏者(ピアノ、ギター、オーボエ)である彼女は12歳からソングライティングをしてきたという。ジェイムス・ブレイクを参照点にしたメランコリックなダウンテンポ・ミュージックを基調としながらもサウンドカラーが多彩で精緻な音響処理は独創的だ。
彼女自身の魅惑的な歌声のピッチをオクターブシフトダウンして、ときにまったく別人の声にして、違和感なく有機的に組み合わせてみせる。変幻するテクスチャ、優美な響き、それはまるで魔法のようである。
2013年11月に4曲入りEP『Monday』をオンライン上にドロップ。2014年7月シングル「Station」を配信リリース。地元ラジオ局
BBC Radio Merseysideのサポートを経てグラストンベリー・フェスティバルのBBC Introducing Stageに出演。
2014年10月、XL Recordingsとサインアップし1月にデビューEPがリリースされることが発表された。評論家筋から高い評価を得て“BBC Sound of, 2015”の有力候補とも囁かれている。

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Sounds of 2015 – No.21 George The Poet (ジョージ・ザ・ポエット)
New Blood – No.718

Region: North-West London, UK.

Members: George Mpanga (performer, public speaker, writer and recording artist).

Style: Rap, Spoken, Poetry, Beat.

The buzz: ジョージ・ザ・ポエットは、社会的・政治的風刺を含んだ“スポークン・ワード” のアーティストだ。
ジョージは、ウガンダ共和国にルーツを持ち、ノースウエスト・ロンドンの出身、政治学、心理学、社会学を学ぶキングス・カレッジ(ケンブリッジ大学を構成するカレッジの一つ)の大学生で現在23歳。
家庭崩壊と麻薬取引が蔓延する荒廃した街の公営住宅団地で育ったジョージは、Aレベルの高いグレードが要求されるケンブリッジ大学(日本で例えるならば東京大学)に入学し、知性を武器にして、労働者階級のコミュニティの若者たち、あるいは意識が低い若年層に届く形にして、すなわちポップミュージックによって、直面するさまざまな社会問題に光を当てる。
Island Recordsとサインアップ。 シングル曲「1,2,1,2」が、2014年10月10日、英ラジオ局BBC - Radio 1の“IN NEW MUSIC WE TRUST List”に加えられ注目が高まると、来年にアルバムのリリースが予定される有望な新人アーティストの選考レース“Brits announce 2015”や“BBC Sound of, 2015”の有力候補になった。期待したい。

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Sounds of 2015 – No.22 Coasts (コースツ)
New Blood – No.345 

Region: Bristol, UK.

Members: Chris Caines (Vocals), Liam Willford (Guitar), David Goulbourne (Keys) James Gamage (Bass), and Ben Street (Drums).

Style: Tropical guitar band, Indie rock.

The buzz: イングランド南西部にあるバースの郊外のバース大学で出会いブリストルに移転をし2011年に結成。フォールズ(Foals)、フューチャー・アイランズ(Future Islands)、ザ・キュアー(The Cure)らを参照点にUKテイストな“tropical indie music”を構築。バンドは精力的なライヴ活動で腕を磨きトゥー・ドア・シネマ・クラブ(Two Door Cinema Club)のインディ・ギター・リフのポップ・スタイルに匹敵する成熟と洗練を遂げた。
地元ラジオ局‘BBC Radio Bristol - BBC Introducing in the West’ のサポートを経て、今年5月に開催された“BBC - Radio 1's Big Weekend”の‘BBC Introducing Stage
’のスロットに抜擢され出演。特筆すべきはロイヤリティの高いファンベースを持っていること。‘Capitol Records’とサインアップ。2015年に期待したいブリティッシュマナーのギターバンドだ。






Sounds of 2015 – No.23 Sunset Sons (サンセット・サンズ)
New Blood – No.719

Region: Hossegor, France/UK/Australia.

Members: Rory (vocals / piano), Rob (guitar), Pete (bass), and Jed (drums).

Style: Indie rock, Pop-rock, Southern rock.

The buzz: 英国人とオーストラリア人のサーファーで構成されるサンセット・サンズは、フランス・サーフィンのメッカであるビアリッツエリアのサーフポイント、ホセゴーで出会いバンド結成。ヨーロッパのサーフィン・コミュニティのバズが起爆装置になり、2014年4月20日に配信サービス専門のレコードレーベル‘EmuBands’よりリリースされたデビューEP『Le Surfing』は‘UK iTunes chart’のロック部門で6位を記録。
英ラジオ局BBC Radio 1の大御所 DJ ゼイン・ロウ(Zane Lowe)の番組のエアプレイを獲得し、ゼイン・ロウはサンセット・サンズを「ザ・グレート・エスケープ」と賞賛。
レディング&リーズ・フェスティバル の‘BBC Introducing Stage’に抜擢され出演。‘Polydor Records’とサインアップ。
キングス・オブ・レオン(Kings of Leon)の泥臭さをピアノ・ロックで中和させたかのような万人受け可能なビッグなロックサウンドに期待は大きいようだ。
サンセット・サンズは既に、2015年に最も成功を収めるアーティストを選出するMTV主導の世論調査“MTV Brand New For 2015”のショートリスト入りを果たし、2015年の活躍がベットされている。