次回の新花燃ゆから、脚本家が小松江里子氏一人に変更となります。

どうせなら幕末までは3バカ脚本家が始末をつけるべきでしょうが、さてこのとっちらかった惨状をどう取りまとめて明治編へ持っていくのでしょうか?

次回はともかく以降は脚本家一人体制で制作されますので、途中キャラが豹変したりということは無くなると思います。

朝ドラや木曜時代劇を見る感覚で視聴するのがベターかもしれませんね。

結構、単なるドラマとしては見れるようになるかと思いますよ。

ただ、それを大河が好きな層が見るかどうかは別問題。

歴史の流れを描く余裕はありません。

完全に美和と楫取のホームドラマに終始することになるでしょう。


楫取は明治維新後、藩で勤めを果たし、その後新政府の官僚として出仕。

1872年に足柄県(今の神奈川県西部と伊豆)参事。

1874年に熊谷県権令。

1876年から熊谷県の改変により群馬県が設立。その群馬県令に1884年まで務めた。

この時代がいわゆる「群馬編」という時期になるんでしょうか。

熊谷県権令も務めていた事もあり、これに現熊谷市があやかろうとしていたようですが、最近はその話、さっぱりききませんね。あの悪評高い「新花燃ゆ」では何ら益無しとでも判断したんでしょうか?


楫取は群馬県令時代に高崎から前橋へ県庁を移しています。

旧高崎藩と旧前橋藩の旧領という事もあって高崎側住民の激しい反対運動がおこります。

これを楫取は、「前橋移転は一時の事。地租改正等の執務上やもうえない事で、いずれは高崎に移すつもりだ」との発言で反対派を宥めます。

しかし、楫取は高崎へ戻す気などなく、逆に「正式な約束はしていない」と突っぱねる始末。高崎市民は約束を反故にされ激怒。法廷闘争まで及ぶ戦いとなり、結果高崎市民側は敗れてしまいました。

これゆえに高崎市民にとっては、この楫取素彦という人物は仇敵といっても良い人物なんですね。さてこれを「新花燃ゆ」で描くことが出来るでしょうか?

出来ないでしょうね。日本の英雄「楫取素彦」にどうしてもこのドラマは仕立て上げたいようですから。

小松江里子氏がこういった闇の面を持つ楫取をどう描くか、少し楽しみではあります。

おっと、そういえば公式のキャスト表から大村益次郎が抹消されてます。

つまりはオダムーの参陣する鳥羽伏見以外、多分何にもやらずに終戦になる可能性大です。大政奉還もナレーションで済ませる可能性は100%。だって慶喜がどぶろっくですから。
函館戦争で活躍する山田顕義も僅か1週でキャスト表から抹消されました。

本当に統括プロデューサーの土屋には怒りしか感じられません。