フランス印象派の風景を巡る旅13 オルセー美術館 | あとりえ・はな模様から

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印象派の絵画が多数所蔵されているオルセー美術館

オルセー美術館はもとは駅舎

その頃の名残のある建物です


今回オルセー美術館では幸運にも

PARIPS 1874  Inventer l'mpressionnisme

という特別展が開催されていました

1874年は、第1回印象派展が開催された年

それまでは、フランス美術アカデミーが主導する古典主義のサロン(パリで開催の公式美術展覧会)が権威を誇っていましたが、これに落選した人達が開いた展覧会が、後に「印象派」と言われるようになったといいます


今回のオルセーでの特別展では、古典主義なサロンの絵と、第一回印象派展で展示された作品が当時の雰囲気そのままに集められていました


「印象派」と名付けられるきっかけとなった作品がモネのこちらの絵

Impression      邦題 「印象 日の出


当時は、未完成でスケッチ画のようだ、と酷評を受けたそう



ルノワール


ルノワール「ムーラン・ドゥ・ラ・ギャレット」


          

当ブログではジヴェルニーの回にも登場したモネの絵

この絵は、オルセーの特別展で見たのでした


モネはこんな絵も描いていたんですね



ドゥガ


セザンヌ  オーベル・シュル・オワーズですね!


マネ 



マネ 「オリンピア」


これらのマネの作品は、「サロン」に入選しますが、この娼婦を描いたと思われる絵は物議をかもしたそうです


マネは、モネやルノワールなど印象派の画家達に多大な影響を与えましたが、印象派展には一度も出展しなかったそうです


印象派以前の主流「サロン」の絵画は、

古典的で宗教画的 理想化された世界が良しとされていました

イケメンだにゃ😆


充実の特別展のあとは、常設展へ

オルセー美術館には3時間あまりいましたが、
有名な絵が、次々とたくさん観られて、時間が足りなかったです

このブログでは、オルセーで見かけた有名どころの絵をざざっとピックアップしていきます


ゴーギャン



ゴッホ




マネ 「草上の昼食」

服を着た男性二人の中に「現実の」裸の女性がいることで、画期的であり批判の的となりました。後に多くのパロディ作もうまれたそうです

マネ


ルノワール 「ピアノを弾く少女たち」


ルノワール 「浴女たち」

ルノワール 

「都会のダンス」 「田舎のダンス」

写真ではわかりにくいですが、結構大きな絵です


ルノワールのダンスの絵はボストン美術館蔵の「ヴージヴァルのダンス」とあわせてルノワールの「ダンス3部作」というらしいです。


前述の「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」や「ピアノを弾く少女」「浴女たち」「都会のダンス」「田舎のダンス」、どこかで観たことがある、と思ったら、2016年に日本に来てました😃 

六本木の新国立美術館で開催されたルノワール展で観ていたようで、家にポストカードもありました☺️

「ヴージヴァルのダンス」は2013年東京富士美術館で観てました。クリアホルダーがありました。

ヴージヴァルのダンス」のクリアホルダー


モネ

モネの家にも複製がありましたが、これは本物

二つがこうして並べられています





モネ


睡蓮


セザンヌ 「水浴」


ドゥガ



ミレー  落ち穂拾い


晩鐘



ロートレック

ムーラン•ルージュの踊り子たち

これは、ポスター画ではなく油彩画

かなり大きな作品



ロダン 「考える人」





日本で公開されたことがってあって、一度見たことがある絵画もいくつかありましたが(いつどこで見たのか、忘れてしまってますが)これらを1日で見て回れるというのが、オルセー美術館。
本当にすごいです。

今回のフランス旅行では、絵画の舞台を実際訪れて、これだけまとめてたくさん名画を見て、またこうしてブログを書くにあたり調べ直したり勉強し直したりして、頭のなかである程度系統立てて知識が入ってきて、もともと美術を見るのは好きで美術館にはちょくちょくと行ってましたが、更に興味が深まりました。








ようやくフランス旅行記は終わりを迎えようとしています

あと一回、
溢れた話題で
終わりとします

つづく