先日26日水曜日、お昼前まで降った大雨が漸く上がったあと
可児市で会社の敷地にフジバカマを育て、
アサギマダラの訪れを待つ吉田さんという方に
お目にかかりに行きました。
きっかけは当会のNさん。
Nさんは「旅する蝶」アサギマダラの到来を目指して
フジバカマを栽培し、同好の方をみつけてつながりを持とうとPRに懸命な
フジバカマ&アサギマダラの旗振り役をして下さっています。
同様に可児市にも同じ想いでフジバカマを育てている方の存在を知り、
早速訪問に行こうという事になったのです。
可児のフジバカマとアサギマダラのことは、昨秋中日新聞のローカル面にも載りました。
「敷地のすぐ横が東海自然歩道で、道行く人がたくさん寄って観ていくんだよ」と
嬉しそうに話されていました。
写真愛好家の方が2頭のアサギマダラを一枚に収めた素敵な写真。
絶好のシャッターチャンスを狙って、ずいぶん長い間花壇にいらしたそうです。
これがフジバカマの花壇、今年の姿。
左から敷地の主・吉田さん、当会のNさん、フジバカマ花壇の“守り人”曽我さん。
雨上がりの花壇を前に明るい声が弾みます。
昨年10月12日この場所にやってきたアサギマダラ。
葉裏に「KMR」「930」などとペン書きされていて
9月30日に長野県小諸市でマーキングされたものとわかりました。
そして同じ蝶を11月5日に鹿児島県の喜界島で発見!
まさに1196㎞、32日間をかけて南下していったことが証明されたのです。
そのロマンに思わず興奮!!
大体この地方には10月半ばにフジバカマの蜜を求めてアサギマダラがやってくるそうです。
可児の吉田さんはさらに南方で羽化したアサギマダラが初夏に北上する途中で立ち寄ってもらおうと
フジバカマとは別の花壇を今年造られました。
「シノグロッサム」別名「シナワスレナグサ」。
可憐な青い花ですが、アサギマダラが喜ぶ香りを出すそうです。
もっとも「今年はこんな早く花が咲きだしたから望みは薄いかな」と。
それでも初夏と秋にアサギマダラの往復が見られたら楽しいですね。
春日井に戻り、当会のフジバカマ花壇を確認。
可児のフジバカマに比べると丈は小さめですが(種類も違うと思います)
元気に育っているので、大丈夫でしょう。
秋になってアサギマダラがやってきたら
「マーキングもして同好の団体に届け出をしたい」「どこまで行くのか確かめたい」
「アサギマダラを通じて同好の輪を広げたい」と夢を語られるNさん。
まさにハナモモの会の秋の楽しみとなっています。
Nさんは長野県大町市の観光大使をされているのですが
当会のフジバカマ&アサギマダラの担当をお願いしちゃいました。
「旗振り役」「守り人」「大使」・・・なんて呼び名にしようかな~(^^♪