遠距離の私。 プロポーズは、ほんのハズミでした。
6月のある日、翌日の草野球の試合に自分が行かないと
人数不足で棄権になるから・・・という理由で
土曜日だというのに3歳年下の彼は帰ろうとしていたのです。
野球にまったく興味は無いが寛大なハナモミさま。
きっと彼にとっては 大事なことなのだろうと思い
新幹線の改札まで送ることに。
ところが、彼は黙り込み鬱なご様子。
私と一緒にいたい気持ちと、友との約束との狭間で
勝手に苦しんでいる様子が手にとるように分かりました。
やれやれ。
私にしてみれば、彼のこの女々しいところが大嫌い。
新幹線の到着時間まで10分以上あったけど帰ることに。
「私、帰るね。」
「え、なんで?」
「ここに私は必要無いから。
ダーリンだって今は一人の方が良いんじゃない?」
・・・そう、彼のことをダーリンと呼んでマス。
じゃあね、と言ってから一度も後ろを振り返らず帰りました。
まぁ、正直飽きれていたし、頭にもきてた。
だって、駅に来る30分ぐらい前、私たちはあるスペイン料理屋にいて
受付で1時間待ちと言われました。
食事していたら新幹線には間に合わない。
食事をする=野球には行けない。(早朝草野球だったから)
二人は話し合って駅に向かうことにしたのです。
つまり、この時点で私たちは食事を諦めて草野球を選んだはず。
私との食事より草野球を選んだことは私も同意していることだからOK。
問題は、駅の改札の前でウジウジウジウジウジウジウジウジ悩むこと。
時々ダーリンはこうなる。 あれもこれも欲しいボクちゃん状態。
諦めの悪い優柔不断ヤロー。
怒りを静めながら私は車を走らせていました。
そして、初めて別れるべきかもしれないと真剣に考えました。
途中、近くにあったコインランドリーの駐車場に車を止めて
自分が思っていることを全部ダーリンにメールで送ろう思いました。
ダーリンと出会った時、私には付合っている人がいました。
彼は面白くて、要領が良い人でした。
でも、結婚したい人ではないことに薄々気づき始めていて
それは育った環境の違いからくる違和感が原因でした。
物事への考え方や、生き方に共感できたダーリンにどんどん惹かれていって
彼氏がいるにも関わらず、私は恋に落ちてしまったのです。
そしてダーリンがこれから2年間海外協力隊員として海外へ行くことを知りながら
私は当時の彼と別れる決心をしたのです。
ダーリンとの出会いを運命だと感じた時のことを思い出しました。
私の気持ちはメールに入りきれませんでした。
だから電話したのです。
「私たち結婚しない?」
プロポーズは私からでした。
自分でもびっくり。言った後でドキドキしました。
でも、プロポーズされてしまったダーリン。
やっぱチョット女々しい奴だと思いました。