写真は、石川県金沢市におわします、
瀬織津姫神社のお社です。
春頃、川沿いの神社に
とても興味を持っていて、
川の流れは祓いに
つながるのではないかと思い、
祓戸大神をお祀りする神社について
色々と調べていました。
その時、石川県の金沢市、
白山比咩神社の程近くに、
「瀬織津姫神社」という神社を見つけました。
(白山比咩神社から、車で30くらいの距離です)
春にはお参りできなかったので、今回、
白山比咩神社への参拝から少し足をのばし、
お参りしてみることにしました。
【 鳥居 】
扁額には「瀬織津姫社」とあります。
【 御由緒 】
「瀬織津姫神社」なのに、
御祭神が大禍津日神とは、
これ如何に
瀬織津姫神
祓戸大神四神の一柱。
神道の大祓詞に登場し、
禍事・罪・穢れを川から海へと洗い流すとされる。
天照大御神の荒御魂とも言われ、
謎の多い女神様。
大禍津日神
黄泉から帰った伊弉諾尊が禊を行って
黄泉の穢れを祓ったときに生まれた神。
災厄を司る神で、
厄除けの守護神としてお祀りされる。
共に禍事・罪・穢れに関わる神様で、
「川(海)の瀬」に関係するという点も
似ているので、
長い歴史の中で次第に同一視されるように
なったのかもしれないですね。
御由緒書きの最後の方に
「川濯御神」との神名が記されています。
(幟旗にそう掲げられているんですね)
昔の人にとっては、
瀬織津姫神も大禍津日神もなく、
ただ「川濯御神」として、川の流れで
罪や穢れを祓い、災厄を除けて頂く、
有難い神様だったのかな、と思いました。
ただ、この御神名、
他にもどこかで見かけたような
気がするのですが、はっきり思い出せません~。
石段を登って高台に上がります。
(そんなに高くないです。すぐです。)
お天気に恵まれて気持ち良かったです!
暑かったですが・・・
石段の途中、右側に大きな木がありました。
注連縄などはついていなかったのですが、
きっとご神木に違いない、と思わせるような、
立派な木でした。
木漏れ日がとても綺麗でした
【 狛犬さん 】
上まで登ると辺りが開けて、
眺めが良くなりました。
狛犬さん達は、気持ちの良い眺めを
毎日眺めていらっしゃいますね
瀬織津姫神社のお社(本殿?拝殿?)です。
雪除けに、サンルームのような
囲いがしてあります。
(北陸地方では、一般のお宅にも
このような囲いをされているお家があります)
社殿も比較的新しいのか、ガラスもキレイで、
周りの緑が映り込んでとても綺麗
まるで美術館か何かのようだと思いました。
(私の姿もくっきり映り込んでいたので
(下の真ん中らへん)、ぼかしてあります)
サンルームの扉を開け、
中でお参りさせて頂きました
お参りを終えると、
小さな黄色い蝶々がひらひら~と
前を横切ったので、
写真を撮ろうと追いかけました。
蝶々って、私の古いカメラでは
とうてい連写が追い付かず、
まず写真には撮れないのですが、
この時はじっと草に止まってくれたので、
奇跡的に写真におさめることができました。
で、蝶々を写真にとっていて
気づいたのですが、社殿の右側に、
草を踏み分けた跡があったので、
跡をたどって行ってみました。
そこは竹林で、
「瀬織津姫神社境内」の碑が建っていました。
この竹林も、神社の境内のようです。
竹林ですが、幽玄な感じではなくて、
とても爽やかで清々しく、
森林の中にいるような感じで、
気持ちの良い場所でした。
私は途中で引き返しましたが、
そのまま竹林の周りを一周できたかもしれません。
参拝後は、何といったら良いのか、
森林浴でたっぷり癒されたような、
とても清々しくて優しい気持ちになりました。
決して大きくはないですが、
とってもおすすめの神社さんだと思います
*・。*゜・。・o゜・。*゜・。・o*゜・。*゜・。・o*゜・。*゜・。
大学時代、
金沢で一人暮らしをしていたのですが、
金沢という町は、浅野川と犀川という
二つの川に挟まれています。
(犀川は男川、浅野川は女川と呼ばれます)
大学2年の時、ふと
「川ってほんとに
山から海へ流れているのかな?」
と思い、当時の住まいの近くだった
浅野川の流れをたどってみたことがあります。
・・・ママチャリで。
二日をかけ、一日目は家の近くから海まで、
二日目は、家の近くから山の方へ、
川沿いの道をママチャリでひたすら走りました。
結論から言うと、
川が日本海へ流れていくのは
容易に確認できました。
でも、山の源流をたどるのは大変でした。
山へ行く程、いくつもの支流に分かれ、
川幅はどんどん細くなり、流れも急になって
そして突然、川が途絶えるからです。
(伏流水になってるからかな?と思います)
結局、温泉街を少し過ぎた所で
探索を諦めました。
(湯涌温泉という所です。)
今回、瀬織津姫神社をお参りして、
川や水による祓いというよりは、
森の癒しという感じの神社だな~と思いました。
(何なら、白山比咩神社の表参道の方が、
よっぽど水を感じます。)
川は近くに流れてないのかな?と思い、
帰ってから地図で調べてみると、
少し離れた所に犀川が流れていました。
御由緒書きによると、瀬織津姫神社は、
元は犀川近くの「みやだ」という所に
御鎮座されていたそうです。
地図で「みやだ」を調べてみたけどわかりませんでした
ただ、やっぱり瀬織津姫神は、
川のおそばでお祀りされていたんだな~と納得しました
後ろから失礼して撮らせて頂いた、
狛犬さんのお尻です
長くなってしまいました
最後までおつきあい頂き、
ありがとうございました。
感謝をこめて