写真は、山陰の名峰・大山 (だいせん)の中腹に鎮座する、大神山神社 (おおがみやまじんじゃ) 奥宮の神門(逆さ門)です。
前回の続きです。
大山寺をお参りした後、参道を戻り、大神山神社奥宮の鳥居へと向かいました。
ここから、自然石を敷き詰めた参道が続きます。
その長さは700mで、国内最長の長さだそうです
神門が見えてきました。
(手前の青とピンクのカッパ姿は、うちの子供達です)
この神門は通常の門とは扉が逆向きに開くため、「逆さ門」とも呼ばれているそうです。
大神山神社はもともと神仏習合で、大山寺の表門にあった門が神社の奥宮に移転される際、そのまま移転したので逆向きなんだそうです
神門の近くには延命長寿のご神水がありました。
一口飲ませて頂きましたが、美味しかったです〜〜👌
石段の先、そぼ降る雨の向こうに社殿が見えてきました
【 本殿・幣殿・拝殿 】
ご祭神
大己貴神 (おおなむちのかみ)
本殿・幣殿・拝殿が一体化し、それに長廊がT字型についた形をした、日本最大級の権現造り (ごんげんづくり) の社殿だそうです。(国指定重要文化財)
神仏習合の頃は、地蔵菩薩様も併せて「大智明権現」として、こちらでお祀りされていたようです🙏
中は撮影禁止でしたが、彫刻や壁画など、見所いっぱいでした
中には神職さんもいらっしゃって、おみくじや、お守りの授与所もあり、御朱印もこちらで頂けました。
授与所で昇殿参拝を申し出込めば、拝殿内部の彩色や天井画を見ることができるようです。
ここで一つ懺悔を
社殿に入る時、「撮影禁止なのね」と思って携帯をポケットにしまった後、子供達がお守りなどを見ているのを待つ間、私は由緒書きを読んでいました。
途中まで読んで、「覚えられないや」と思ったので、ついうっかりいつもの癖で、無意識に由緒書きを写真に撮ろうとして・・・神職の方に怒られてしまいました
(本当に・・・すみませんでした
)
でも、一つうれしいこともありました
上の息子は剣道少年で、礼儀作法をきっちりとしこまれているせいか、特に何も言っていないのに、社殿を入る時と出る時、深々とお辞儀をしていたのです。
道場に出入りする時、必ずお辞儀をするように教えられているので、多分彼なりに「ここは、お辞儀をする所だ」と判断したんだと思います。
さすが剣道少年
我が息子ながら、「コイツ、やるな」と思いました
【 下山神社 】
参拝の帰路、不慮の最期をとげた備中郡司渡邊日向守の一子、照政公を、里の人々がお祀りしたのが起源だそうです。
(社殿は国の重要文化財)
数々の霊験があり、また多くの武将の信仰があったそうです。
手前に映っているのは、耳が欠けてしまっているのでわかりにくいですが、駒狐さんです。
台風か何かの影響でしょうか、右手の石垣が一部、壊れていました。
ところで、上の写真ですが、よく見ると、屋根の上に烏がとまっています。
(↑拡大しました。)
けっこう本降りの雨の中、身じろぎもせずひっそりとたたずんでいます。
(あまりにも動かないので最初はそういうデザインの社殿なのかと思ったんですがちゃんと、生きた烏でした)
烏って、雨に濡れても平気なのかな?軒下に入ればいいのにな、と思ったのですが・・・。
降りしきる雨にも微動だにせず、まるで、社殿を守っているかのようでした。
【 弁財天社 】
ご祭神
多紀理昆賣命・市寸嶋比賣命・多岐都比賣命
相殿神
大山津見命
江戸時代の火災で焼失したと思われる社を再建したものだそうです。
凄く明るい雰囲気のお社でした。
「大」の字が特徴的な、とても素敵な御朱印を頂きました
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帰り道、自然石でできた参道は雨で濡れて歩きにくく、何度がずるっと滑りそうになりました
私は下の子と、ゆっくり降りていたのですが、丁度登山の服装をしたお二人連れが、私達と同じくらいのペースでゆっくり降りておられました。
おそらく、雨の中、頂上まで行って下山されている途中だったのではないかと思います。
不思議なことに、何度かすれ違う度、ちょっと渋めのお香のような、良い香りがするのです。
こんなに雨が降っているのに、登山の服装なのに、こんなに良い香りがすることってあるかなぁ?と不思議に思いました。
これは、120%私の想像なのですが・・・。
もしかしたら、良い香りのする、山の精霊とか、ご眷属さんが・・・。
雨の中、滑って大怪我をしないように、無事に下山できるように・・・。
このお二人を、護っていらっしゃるのかも?
と思いました。
ただ、良い香りがする度に、一緒に歩いていた下の子にも確認したのですが、下の子も「うん、良い香りがするね」って言っていたので・・・。
やっぱり、とても良い香りのする登山者の方々だったのかもしれません(虫除けとかで、そういう良い香りがするものもあるのかも
)
以上、妄想劇場でした~
最後までお読みいただき、ありがとうございました
感謝をこめて