私たちは、「人に親切に、しなさい。」「人に、優しくしなさい。」と

教えられてきました。

 

人に親切にすると、周り回ってじぶんに良いことがあるよとも、言われてきました。

 

 さて、人に親切にするって いったいどういう事なのでしょうか?

 

 先日、私は ある所に向かう途中、駅を乗り過ごして三駅ほど戻らねばなりませんでした。

約束の時間もあり ひじょうに慌てました。とりあえず、駅員さんに訊ねながら

何とか ギリギリ時間には 間に合いましたが そのときの私の パニック状態って

凄かったです。

 

 そんなこんながあった時、帰りの大阪駅のホームで 道に迷ったお婆さんに 出会いました。

お婆さんは、乗車券と指定席券を持って 大きなキャリーカーを引いていました。

大阪駅の雑踏の中で オロオロしていました。

行き交う人はみな忙しく ひまそうな私が呼び止められたのでした。

 

 私は、お婆さんを 駅員さんの所に連れて行き、「3番ホーム」と言われたので、

ホームの上まで連れて行き 座るところを見つけて ここで待つように言いました。

ただ 一時間半も そこで待つことになるのですが・・・・。

果たして、無事に行き着いたでしょうか?

 

 さてさて、自分に困った事があって はじめて人の困った事がにわかる。  

その人の、不安感も手に取るように伝わってくるから、手助けができる。

 という事なのですね。

 

人を助けるという事は、自分を助けるのと同じことなんだと思いました。