『正しさ』ではなく〜『清濁併せ呑む』ことの強さ☆ | 物語にふれる〜言葉にふれる「ナラティブタッチ」

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だった一度だけ
同級生と学校をサボり、一日中
街をぶらついていたことがある。

友達も私も、割と真面目な生徒だったから
親も学校も~かなりビックリしたらしい。


夕方帰宅すると担任が家に来てきた。
母は私の頭を何度か叩き
担任に向い「こんなバカ、ボコボコにしてやってください!」と言って、
擦り切れるほど畳に
頭をこすりつけた。
(女の子~なのに!(◎_◎;))

担任が母をなだめるほどだった。




あくる日学校で友達に話すと
彼女は「良いなぁ~」と言った。

「愛されてるんだね。」
「んっ??」

その時は何だか良く分からなかった。



ずいぶん経ってから
友達のご両親は
「あの子(私のこと)に誘惑されたんです。うちの子は被害者です!」
…と、私への処罰を担任に求めたと聞いた。

その後も、彼女が万引き騒ぎを起こした時、引き取りに行ったshopの事務所で、ご両親はずいぶん威圧的に相手を言いくるめたという。


大人になってそんな話を聞いて
彼女の言葉の意味がストンと~心に落ちた。


友達はご両親に
ちゃんと叱ってもらいたかったのだ。
迷惑をかけた人に、一緒に頭を下げて欲しかったのだと…☆

一緒に恥をかいてくれること
それは~多分
とてつもなく大きな愛だ。

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☆…………………………☆

威厳とか

プライドとか

通すべき筋だとか

大人になればいろいろあるのだろう。


だけど、自分の威厳やプライドや
通すべき筋を曲げてでも
愛するもののため

恥をかかねばならない時は
きっとある。
守らなければならない時もある。

唇を噛み締めて……

今回のSMAPのテレビでの発言を見て
なんとなくそう思った。

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☆……………………☆

先の友達はその後、
出産でかなり危ない状態だった時
親御さんが「お願いします。
なんとか助けてやってください!」と医師に頭を何度も下げる姿を見て、初めて愛されてると感じたそうだ。(遅い(*^_^*))

「多分ずっと愛されていたと思うよ。
表現方法が違っただけで。」の言葉は、言わなかったけど…☆(*^_^*)