今ここ

 

古いハードディスクの中を整理していたら、娘の作文が出てきた。書いたのは小学3年生ぐらいの頃だろうか。題は「ママとの約束」。亡き母親への感謝の気持ちがつづられていた。

 

私がママのおなかの中にいるとき、ママは、うむか、うまないか、なやんでいたとパパから聞きました。ママは赤ちゃんをうむと、病気がさいはつして自分が死ぬかもしれないと思ったそうです。でも、私をうんでくれました。ママは私を命がけでうんでくれました。だから、私は今ここにいます。ママがうんでくれなかったら、今、私はここにいません。

 

娘は来春、大学を卒業する。社会に出ると、悩んだり、悲しんだり、逃げ出したくなるようなことが多々あるだろう。もしかしたら、死んだほうがマシ、なんて考えたりすることもあるかもしれない。その都度、この作文を読み返してほしい。なぜ、この世に生まれたのか。何のために生きているのか。きっと、お母さんが教えてくれると思う。

 

 

 

生後8カ月のはなとがんが再発する前の千恵(2003年11月21日)

 

 

娘はオープニングアクトでダンスを披露。後半はバンドでキーボード演奏。ぜひ、お越しください!