夕食は午前4時44分
朝、台所に行くと、食器がきれいに洗ってあった。
つまり、昨夜の夕食は食べたということか。
娘の彼氏ねすたのことである。
彼は今、大学の試験中。
毎晩遅くまで、大学の図書室で勉強に打ち込んでいる。
集中すると、時間を忘れてしまうのだろう。事前に聞かされていた食事の時間に帰ってくることはほとんどない。
起床時、寝室でスマホを見ると「今、食べとります」と娘からの報告が入っていた。送信時間は午前4時44分。どうやら、娘は朝方まで、ねすたを待っていたらしい。
娘によると、昨夜のねすたは試験勉強ではなく、レポートにかかりっきりだったそうだ。「ご飯食べるっていうから、パパが夕食作ってくれているのに。それなら、昼間ゴロゴロせずにレポートやっとかなきゃ。今後はこういうの、一切なしだからね」。娘に叱られ、ねすたは深く反省しているようだ。
娘の言い分は間違ってない。だが、ねすたの気持ちもわからなくもない。やりたくないことは、後回しにしがちだよね。パパも昔はそうだった。今もかな。
先に夕食を済ませる娘。献立は、ねすたの好きな「だし巻き卵」と焼き魚(2024年6月28日)
味の決め手は白だし。わが家はこれに砂糖と水を加えます。
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