これは、やっぱりオオムラサキに間違いないそうです…
こうして画像を見つめていると、確かに内側の紫が透けて見えるようです。
私が小学生の頃には、すでに「幻の蝶」とか言われて、ふつうはお目にかかれない生き物だと他人から聞かされていました。
「幻の蝶」とやらは、実に唐突に、そして騒々しく登場したかと思えば、
また実にふてぶてしく、堂々と樹液を吸っているのでございました。
目のあたりにしていながら、これをオオムラサキだ…とにわかに信じられなかったのはそのせいです。
せめて翅を開いて鮮やかな紫の光沢を見せてくれればと期待を込め、静かに見守りました。
待つことしばし…
夢中で樹液を吸っている傍にオオゾウムシが歩み寄り・・・
それに驚いたのかオオムラサキは一瞬にして飛び去ってしまいました。
見逃すまいとシャッターも押さず目を凝らしてみていましたが、翅の中から青色を見出すことができませんでしたの。
無念でした…
それでも・・・「幻の蝶」なのかどうかはわかりませんが、オオムラサキという蝶が実在するのだなぁ~と・・・
夢や幻でなく、存在するんだね~・・・って
それが、3日たった今でもジ~~~ンと胸を震わして、脆くなったBBAの涙腺を緩ませるのですよ。
オオムラサキから蜜穴を奪ったこのゾウムシがまた、なんとも愛嬌たっぷり
この後も、森や草地で虫撮りをしてすごしました。
結局、昆虫の森で3時間近く水分補給も休憩もなくうろつきまわっていたのです。
喉はカラカラ、おなかも空いた~~
そこでミューズパークのメインストリートにあるカフェ「MAPLE BASE」でランチにすることにしました。
昆虫の森のゲートからすぐのところにあります。
ジェラートナッツのパンケーキ¥1100-
ふんわり系の優しい食感と、香ばしいナッツの食感の対比がよかったです。
もちろん、メープルシロップが美味しくないはずがありません。
お奨めです。
そしてアイス「樹液紅茶」¥450-
独特の渋みがあって、飲めば飲むほど美味しく感じられました。 ちょっと癖になる香りです。
三段重ねのパンケーキをお腹に詰め込んで一息ついた私は、この時、レンズキャップを無くしていることに気がつきました。
カメラにとってはレンズは命。
それを守るキャップが無いのは困ります。
ほんとはもう家に帰って休みたかったのですが、歩いてきたコースを覚えている内に昆虫の森戻って、歩いたコースを逆行することに決めました。
カメラは既にバッテリー切れなので撮影はなし。
来た道をたどりながら要所要所でチェックしたのですがレンズキャップは見つかりません。
これはもうしょうがない…と諦めつつ、もしやと思ってゲートの草地に目をやりました。
最初に写真を撮ったここ、
私が立っているまさにこの場所に、レンズキャップは落ちていました。
たぶん虫よけをポケットから出す時、落としてしまったのでしょう。
そうとは知らずこの前を往復していたとは…
不覚
結局、帰りは2時くらいになっていたかと思うのですが、この頃にはもうミューズパークに人の気配は消えておりました。
おしまい