妹の引っ越しが終わりました。


荷物も家具もしっかりまとめてあり、荷物も少なかったため、引っ越しはあっという間に終わりました。


妹の新居は、

タワーマンションの最上階。


もうきっと、私といた時みたいに、

食べ物に困ったりしないね。


優しくて裕福な恋人に愛されて、

妹は幸せそうな笑顔でタクシーに乗って新居に帰っていった。


私は今、本当にホッとして、

気が抜けている。


ごめんというようなことしかなくて、

申し訳ない。


きっと私達は同じ街にいるけれど、

しばらく会うことはないのだと思う。


妹には、

羽根が生えて、

幸せの国に飛んでいったように見えた。


もしも神様のおかげなら、

ありがとうを言いたい。


私には部屋が戻ってきた。

少し片付けて、

ゆっくり色々できたらいいなと思う。


本当にだめな姉だった。


バイバイ。

幸せにね。

いつかまた。