先日の題名のない音楽会、ご覧になられたでしょうか。


なんと言っても印象に残ったのは
富樫姉妹の演奏でした。



「富樫姉妹」と一括りにしてしまいましたが、ここで姉妹それぞれを簡単にご紹介↓

富樫美玲
第18回関西弦楽コンクール優秀賞及び審査員賞受賞。第20回京都子供のためのヴァイオリンコンクール金賞及び奨励賞受賞。

第18回大阪国際音楽コンクール小学低学年の部門第1位及びグランド・ファイナルにて兵庫県知事賞を受賞。第2回白寿こどもヴァイオリンコンクールカテゴリー2第3位。関西フィルハーモニー交響楽団と共演

西田美音子氏に師事


富樫音葉

第17、18回関西弦楽コンクール優秀賞及び審査員賞受賞。
第20回京都子供のためのヴァイオリンコンクール金賞及び奨励賞受賞。
第18回大阪国際音楽コンクール小学低学年の部門第2位。
第2回白寿こどもヴァイオリンコンクールカテゴリー2第2位。
関西フィルハーモニー交響楽団と共演。
西田美音子氏に師事。



10歳にしてこれだけの経歴。

さぞ努力を積まれていることでしょう。

上のバイオグラフィーによるとおふたりは

西田美音子さんに手ほどきを受けているようですね。

実はこの西田美音子さんという方は富樫姉妹のお母様なのです。

「若手最有力」の服部百音さんや8歳にして40者コンクールを制した吉村妃鞠さんのお母様もヴァイオリニスト。

やはり音楽という特殊な業界で生き残るには、本人の実力はもちろんのこと、ご家族のサポートも鍵になってくるのです。


服部百音さん



吉村妃鞠さん



またまた話がずれてしまいました。

今日は富樫姉妹の題名のない音楽会出演について書くのでした…。


以前「エンターザミュージック」という関西の番組で姉妹を拝見し、私は彼女らの題名のない音楽会出演を心待ちにしていたのです。


エンターザミュージック出演時



指揮者とのアイコンタクトもバッチリ。

お母様がヴァイオリニストというだけあって「ソリストとしての基礎」を既に知っている、そういった印象を受けました。


そしてそして、今回も富樫姉妹は絶好調でしたね。




アレンジバージョンとはいえ、パガニーニをこんなにも涼しい顔で演奏してしまうなんて…作曲者本人にぜひ見ていただきたい。




チャルダッシュも素晴らしい。

分数ヴァイオリンで弾いているとは思えない力強さや透き通るようなフラジオレット…褒め始めれば止まりません。

なかでも素晴らしいのはビブラートだと個人的には思います。10歳くらいだと硬いビブラートをかける子が多いなか、彼女らは既に「大人のビブラート」を手に入れていますね。


また、一般的な「10歳の上手な子」特有の「子供っぽさ」を感じられないのも富樫姉妹の演奏の特徴。

私は子どもの演奏を聴いていると「頑張れ!」と親目線で応援したくなることがよくあります。

しかし、富樫姉妹の演奏には自然と聴き入ってしまうのです。聴き手に応援する隙さえ与えずに…。



姉妹で同じ楽器ですと今後もコンクールで同カテゴリーに出場することになるでしょう。

コンクールとは残酷なもので1位を取れるのはたった一人。(例外もありますが)

いくら顔が似ていても、いくら同じ教育を受けても、どこかで差が出てくるはずです。

そのときに「私はお姉ちゃんに比べて劣っているな…」とか「私は妹よりもダメなのかな…」と思わず、いつまでも「一番身近な良きライバル」

という関係を続けてほしいと思います。


適切な例えかわかりませんが、女子フィギュアスケート界を席巻するロシアのコストルナヤ選手・シェルバコワ選手・ツルソワ選手のようにあってほしいです。

3人とも同じコーチのもとで研鑽を積み、同じ試合に出場することが多いのです。試合では「敵」として戦いますが表彰式では和やかムード。お互いの戦績を讃え合う、そういった雰囲気だと見て取れます。


左から

シェルバコワ選手・コストルナヤ選手・ツルソワ選手



色々語ってしまいましたが、そもそも私のような部外者が首を突っ込む話ではないですね…!

もちろん「◯◯コンクール優勝」という肩書を手にすれば音楽家として大成する可能性が高くなるわけですが、順位や評価に固執せず、音楽を心から楽しむことが一番大事だと思います。

10歳の今だからこそ「音楽をただただ楽しむ」ことができると思いますので、その純粋な心だったり音楽経験をいつまでも忘れないでほしいです。

そしていつかN響定期公演のパンフレットかなにかで名前をお見かけできれば嬉しいものです。


何について書いたのかはっきりしない文章ですが最後までお読みいただき、謝謝。