2019年12月29日の朝日新聞に吉村妃鞠さんについての記事が掲載されました。ご覧になられたでしょうか。

【朝日新聞】吉村妃鞠

8歳にして39ものヴァイオリンコンクールを総なめに。



こちらはシェルクンチク国際音楽コンクール2019で1位に輝いた時の演奏。堂々とした佇まい、「音楽を届けたい」という強い意志の伝わる鋭い視線、そして芯のある音色が印象的です。

妃鞠さんももちろん素晴らしいのですが、今回注目したいのは同コンクールで1年前に優勝された方なのです。
それは村田夏帆さん。



村田さんについて簡単にご紹介すると…

"2007年茨城県水戸市生まれ。3歳からヴァイオリンを始め、現在は水戸市内の小学校に通う5年生。これまでに、川又くみこ、原田幸一郎、ザハール・ブロンらに師事。14年第24回日本クラシック音楽コンクールヴァイオリン部門小学校低学年の部第3位(1位、2位なし)。16年第1回白寿こどもバイオリンコンクールカテゴリー2第1位。17年第71回全日本学生音楽コンクール小学校の部東京大会第1位、同全国大会第1位。18年には、イタリアのイル・ピッコロ・ヴィオリーノ・マジコ国際コンクールで優勝し、併せて最年少出場、聴衆賞を受賞。また、東京交響楽団、スピヴァコフ指揮/モスクワ・ヴィルトゥオーゾ室内管弦楽団と共演した。使用楽器は株式会社日本ヴァイオリンから特別貸与されているニコラ・アマティ。"

↓村田夏帆さん

1位を取ってきたコンクールの数こそ吉村妃鞠さんに及びませんが、村田夏帆さんも既にヴァイオリニストとしての道を立派に歩み始めていると言えるでしょう。

村田さんがシェルクンチク国際音楽コンクールで優勝された際の演奏はこちらになります。





どうでしょうか。
一つ目の「タランテラ」ではあまりの正確さに驚き「技巧系の曲は得意でも滑らかなメロディーをうたわせるのは苦手なタイプかな?」と思いましたがそれは完全なる思い違いでした。曲の中間部では見事に滑らかな部分を力強くも優しい音色でうたいあげ、見事なまとめ方でありました。
また次の「カンタービレ」でも魅せてくれましたね。
審査員を務めたヴァイオリンの名伯楽、ザハール・ブロン氏も「夏帆ワールド」に浸っていたように見えます。
ザハール・ブロン氏は「世界で活躍するヴァイオリニストのほとんどを育てた」とも言われるほどの方。ベルリンフィルのコンマスを務める樫本大進さん、近年バラエティ番組でも活躍中の木嶋真優さん(紅白歌合戦で山内恵介さんのバックで演奏されていましたね)、世界的ヴァイオリニスト、ヴァディム・レーピン氏なども彼の教え子。
そんな彼が頷くのだから、村田さんは「本物」でしょう。
↓村田夏帆さん


↓ザハール・ブロン氏とその教え子、服部百音さん

しかし、メディアなどで「彼女は天才ヴァイオリニストだ」と騒ぎすぎると本人のプレッシャーにもなりあまり良くないのです。「天才少女」としてテレビ番組に出演することも悪くはないと思いますがまずは本業に専念することが一番でしょう。なるべくそっとしておいて欲しいですね…

超絶技巧と豊かな表現力を併せ持つ、世界的ヴァイオリニストの金の卵、村田夏帆さん。これからの活躍を楽しみにしています。いつか紀尾井ホールでのリサイタル、聴かせてくださいねo(^-^)o

追伸
村田夏帆さんが出場予定だったメニューインコンクール2020は、残念ながら延期になってしまいましたね。
詳細はこちらからどうぞ。




豆知識)))シェルクンチク国際音楽コンクールの「シェルクンチク」はロシア語で「くるみ割り人形」の意味。