相変わらず前振り長くて全然お屋敷にたどり着けませんでしたが。
やっと!ご紹介できます。お待たせしました!
リーさん邸外観。屋根の上にキューポラがあります。
この正面玄関前の階段の上に、アメリカ初代大統領ジョージ・ワシントンが立って演説したのだそうです。
入ってすぐの大階段。見えにくいですが、手すりの装飾がとてもきれいです。
階段ホールの壁は、このお屋敷自慢のイギリスに特注された手描きの壁紙。
絵画が掛けられているようなデザインの絵を壁紙に描かせたのだそう。…いや、絵を掛けたらええんちゃうの?←素人考え。
それとこのホールに掛けられた鏡。細工が繊細で見事です。
バンケットルームの暖炉。彫刻がすばらしい。
家族のダイニングルームにあった鍵盤楽器。すいません。私、音楽の知識はスコーンと抜けてます。オルガンかチェンバロか分かりません。
ただ、これはリーさんの時代、18世紀の古いものだそうです。マリーアントワネットさまも肖像画で弾いてるアレ?
こちらはそのダイニングルームの裏の料理の仕上げ室?
隣のレンガ造りの厨房で料理され、運ばれたものを、この大きな暖炉で温め直したり盛り付けたりして、表のダイニングルームやバンケットルームに運んだそうです。
これ、暖炉の正面にあったバケツとかご。壁際のトイレブラシみたいな大きいの何か分かります?西洋の時代劇で見たことないですか?大草原の小さな家とかで。
これに牛乳を入れてこの棒で上下に突くと、底に脂肪分が沈む。バターを作る道具なんだそうです。
すいません。ガイドの説明を聞きながら上の階まで見て回ったのですが、後から写真を撮りに回ろうとしたら、ガイドなしではダメというルールだそうで、ガイドの目の届く一階部分の写真しか撮ることができませんでした。
プライベートルームとか、このセレブ街の住民から寄贈された面白い骨董品の展示があったのに。
次に行く時は説明聞かずに写真撮りまくります。(いや、説明くらいちゃんと聞き!)
ところでアメリカ建国当時、海運業で州一番の資産家って聞いたら、何を運んでたと思われます?
私は日本の高度成長期、昭和の小学生でしたから、単純に「重工業」と思い込んでたのに、質問したら「魚」なんだそうです。「はあ?」でしょ?「ヨーロッパ人だって漁くらいするでしょうに。」と思うんですが、当時は本当にそれで巨万の富を築けたんだそう。あと伝記ではこの辺で作られた靴とか農産物を運んでたと。(以前住んでた南部だと綿花とかサトウキビなんでしょうね。)
というわけで、リーさん邸は港から少し歩きますが、そこから港までは18世紀19世紀に建てられた古い漁師の家が保存された地域になります。
分かりにくいかな。手前は開けてますが、奥はアメリカとは思えないほど道が狭く、家もぎっちりひしめき合ってます。
港。これはレジャーボート?ヨットとか?ここ今もセレブ街ですからねえ。
岩の上にいるのは鵜?
大きな荷物を吊り上げられるような設備もあります。
最後にリーさんとこのお庭。春の花が咲くころまた来ようと思います。
今度こそ着物で!
予告:「重工業といえば、古い製鉄所の遺跡公園があったなあ。」と思い出し、そちらも行ってきたので続きに書きますね。