田辺聖子先生の小説を読んでから30年以上(ゲ!?)。昭和ではただ謎とされていた内容の数々を当時の文献などで解き明かし、私にも分かるように丁寧に教えてくださった山本淳子先生が、解説動画を出しておられます!

すっっごい分かりやすいです。

 

先生のご本には、文献とか当時の状況、事件と照らし合わせて、より詳しく説明されています。長生きして、読めてよかった~。

 

 

 

 

この方は予備校の先生だそうで、源氏物語に関する解説動画をたくさん出されていますが、実は「むかし・あけぼの」で平安文学が好きになられたそうです。

いやん、私と(そこだけ)いっしょやん~。

大河ドラマに出てこなかった、枕草子のエピソードなどにもふれられています。

 

こちらのチャンネルは、三人の歴史に詳しいお姉さま方が大河ドラマや歴史についてにぎにぎしく解説なさる動画。

これでは清少納言のプライベートについてお話されてます。

 

一般的には、最初の夫との間に男の子、引退後の夫との間に女の子をもうけ、女の子は彰子中宮に仕えて小馬の命婦と呼ばれたと言われています。動画の中でもそう解説されてます。

でも私は田辺聖子先生の「清少納言には実子がいなかった」説に同意です。

藤原棟世とは引退後に再婚してるし、だとすると小馬の命婦は清少納言がアラフォーで生んだ子。今でもアラフォーは高齢出産だけど、当時は40才で長寿のお祝いするくらいですから相当でしょう。それから成長して宮仕えに出る?

田辺先生は棟世の連れ子としてて、もう宮仕えする気のない清少納言の代わりに出仕したとされてます。それなら時系列も納得がいきます。

 

それに昔から言われてるけど、枕草子って自慢たらしいですか?

私は「少納言ちゃん、すごい!おもしろい!お見事!」って思います。

でも昭和の女流文豪大先生である永井路子氏と杉本苑子氏でさえ、少納言ちゃんをけちょんけちょんにこき下ろして笑ってるもんな。

大河ドラマでは斉信くんとは「深い仲」でしたが、枕草子だとそうではないと感じます。斉信くんが本気でない口説きごっこしてるくらい。

それに人気者だけど色恋的にモテモテなのとは違うのでは?それは和泉式部やし。

枕草子の中の貴公子たちとのやりとり、今読んでもすごい上手な返しだと思いません?

 

大河ドラマの内容に「解約する!もう見ない!」とかわめいてますが、こうやって動画でたくさん取り上げられネットニュースでも注目されて、定子さまや少納言ちゃんのことが広く知られるようになったのはよかったと思います。

でもな、脚本家の先生、枕草子読んでるとはとても思えないんですよね。読んでないけど要点だけチラッと見て(読むんじゃなくて)、水増ししてつぎはぎしたら全然別物になっちゃったみたいな。…源氏物語も読んでるか怪しくなってきたけど。…さすがにそれはないと思いたい。

 

 

今ねえ、家の外壁や台所の水道とか、新たな修理で難儀してるんです。

日本だったら予定を立てたらその通りに物事が進みますが、アメリカは違うんですよ。なので先週6月の歴代最高気温記録を破るほど暑くなり、「着物でお出かけできなくなる!」と思ったのが通常気温に戻り出かけられるようになったのに、家の用事で出られない!

出かけてブログに書きたいのに~。

気長にお付き合いいただき、ありがとうございます。