いやあ、評判にたがわず、よかったです!!

私が見た日曜日の午後は、ほぼ満席。土曜日の午後は売り切れの回もあったようです。

 

上がり時間に急に仕事が入り、ええ~!と思ったのですが、(職場の)クリスに「ごめん!3時半からゴジラやねん!」と言って代わってもらいました。どんな理由や。

でもクリスはゴジラ好きだったらしく、「え?ゴジラ来てるの?新しいの?」って聞くから、「新しい日本版。すごい評判やねん!」と仕事を押し付けて映画館に飛び込みました。

よかった~。混んでる。ポップコーン売り場。ゴジラ以外のお客さんも含めてです。いつものぞきに来たり予約券買いに来る時こんなんですから。

平日の午後ってこんなもん?でも私が心配するの分かるでしょ?(閉店してるとシャッターが下りてて、この手前の切符売り場にさえ入れません。これでも開店してるんですよ。)これは前に「アメリカ映画館情報」書いた日の午後。

 

「ゴジラで泣くなんて。」とは聞いてましたが、後半ずっとしゃくりあげて泣いてました。隣の見ず知らずのお兄さんも泣いてました。

最後「よかったね!」って言われても、号泣してるからウンウンうなずくのが精いっぱいの返事。

もちろん字幕なんて読まないけど、一瞬「なんて訳してるのかな?」と思って見たら、特攻隊員はKamikaze pilotでした。…神風で通じるんだ。イス〇ム教の自爆テロと同じ言い方じゃなくてよかった。モチベーションが違うし!!それはこの映画見たらよおく分かるはず。

ただアメリカ軍のゴジラ解析の場面(英語)は、当然字幕がなくて「え?あ、そうか。ここはみんな分かるんや。」と思いました。

 

ドラマパートが多くてゴジラのシーンが少なすぎる、と言うのも見かけましたが、いやあ、あんなしっかりとした物語と心理描写があるのに、暴れるゴジラの場面もコンスタントに盛り込んでましたよ。絶妙な割合だと思います。

 

右上のお姉さん、分かってるやん!

来年ゴジラ対キングコングってハリウッド映画が公開されるみたいだけど、ゴジラってただの怪獣じゃないんですよね。だからローマ字でGojira じゃなくてGodzilla。神=Godが入ってるんだそうです。

1998年のハリウッド版ゴジラ、見たはずだけど印象に残ってません。ジョーズとかジュラシックパークみたいに「きゃあ~、怪獣~。逃げろ~。」って感じ。

今回みたいに「ゴジラは滅んでいない…。」みたいな最後だったけど、それっきり滅んじゃったみたいですね。

 

これ、以前にもご紹介したアップルTVのゴジラドラマです。

「なんだ、ありゃあ…。」ってアメリカ人がつぶやくのに、日本人女性(科学者らしい)が「地球!」と答え、砲撃に対して「こんなの間違ってる!やめて!」と泣き崩れてます。オリジナルを尊重してくれてるのかな。

ゴジラって、人間の傲慢やあやまちに対する怒りの象徴なんですよね。

 

なあんて私も知りませんでした。前評判と今作映画を見て初めて知り、納得しました。

 

今回は我慢してるけど、できなくなったら内容についてネタバレ記事書くかもしれません。

ただの怪獣パニック、遊園地のアトラクション風映画では全然ありません。

戦争やゴジラが体現する自然災害に対する人々の苦悩や悲しみ、しかしそれを乗り越えて生きようとする心揺さぶる人間ドラマでした。

でもゴジラですから!ぜひ劇場で体感していただきたいです。