馬うーまさんが、うなじの毛髪処理について記事を出しておられました。うーまさん、リブログのご了承ありがとうございます!

うなじかあ…。いつもうーまさんには着物に関する多角的な知識をいただいているのですが、うなじまで気づきませんでした。

で。うーまさんのうなじの写真を見てびっくり!すごく襟足が長いのです!

ネットの画像探しても、ほどんどの人がこのくらい。

私もこんな感じ。

かろう~じてあるかないかって感じ。しかも脇からムダ毛も、わっさ~。この時、アホ毛はジェルで抑え込んだんですけどね。

(夏に仕入れてきたウール着てます。また別記事で出しますね。)

 

父が時代劇大好きで、子供の頃は週に何本も放送されてたんですけどね。ネットが普及する前に時代劇がなくなってたからか、時代劇のカツラの画像は見つけられませんでした。

でも!安野モヨコさんの「さくらん」で見つけました!

こんな感じでした!すごく襟足が長いの!

これは「粧ひねえさん」の花魁道中の場面。全員襟足が長いです。男性も長そう。

舞妓さんは地毛で日本髪を結われるそうですが、襟足はおしろいを塗り残して、これを表現してるみたいです。

で、うーまさんの襟足が伸びて髪をセットしてるところを想像して描いてみました。

うーまさんは、元々首がほっそりと長くてお美しい方ですが、襟足が長いとさらにそれが強調されませんか?

でもね。それが現実にできてる人の画像はないんですよ!

 

多分極稀に襟足の長い人がいて、それがとっても色っぽくてきれいだったから、時代劇のカツラや舞妓さんたちは踏襲してるのではないかと。

ぜひうーまさんにはこんな美しい襟足を作っていただきたいなって思うんですけど。だってできるんだから、もったいないやないですか!

 

余談ですが、色っぽいとセクシーは違うと個人的に思っています。

セクシーってやたら露出して、原始的で本能むき出しな感じ。色っぽいは抑えて控えめなのに、匂いたつような、知性や教養もないと理解できないような魅力?まさに着物美人みたいな!

 

あとこれは時代劇だけじゃなくて、花嫁さんのカツラでもそうなんですが。

側頭部、鬢(びん)というのですか?耳の下部まであるの。

こんな風に。

でももみあげの毛はそんなに伸びないですよね?だから髪を結いあげると耳の上部からしか作れません。

こんな風に。

舞妓さんは、耳の下まで鬢を広げてるみたいですが、どうやってるんでしょう?鬢付け油で固める、熱湯で洗い流さないと落ちない、とか聞きますね。あの髪型を続けてると頭頂が禿げてしまうので、それが本物の証明とか。

美しくあるのは大変ですね…!

 

うーまさんご本人も大変かもしれないけど、美のプロが表現する美しさ、実現できたらと思うとワクワクします。

私もショートボブにした髪がくくれるほど伸びてきたので、またYouTube見ていろんな髪型に挑戦してみたいです。