久しぶりに、多肉植物の寄せ植えをつくった。
この春から中学生になった娘たちの、それぞれの担任の先生を迎える気持ちをこめて…
冬の間に徒長した多肉たちを切って、切り口をかわかして小さな根っこがはえてきたものを、植えこんでいく。
2週間くらいこのままにしてた。
これを、植えていくと…
小さなバスケットの寄せ植えは、玄関に。
本当は、あと一週間くらいすると、もっともりもりの見ごろになるんだな。
こうして、多肉ちゃんたちは変化していく。
一番もりもりでぷくぷくな、生命力いっぱいな多肉ちゃんをずっと維持しつづけることは難しくて、徒長して伸びたらカットして植えなおすか、そのまま自由にのびていくすがたもまた素敵なんだけどね。
…どうしたら枯らさないでこのまま育てられますか?
そうたずねられた時、それに納得できる応えができずにいつもモヤモヤしてた。
本当はね、そんなに難しくない多肉育てだけど枯れちゃうこともある。
寄せ植えを、つくったまんまのすがたを保ち続けることはできない。
でもね、それでいいのだ。
枯れたり、残念なすがたになるのを見て罪悪感を感じる必要はない。
私がつくった寄せ植えを思わず手にとり、なぜか心惹かれて買おうと思ってくれたなら、それはその時のその寄せ植えたちのエネルギーに、心のなかの見えない何かが共鳴したんだろう…。
ひとの心がひとつの所にとどまることがないように、多肉たちも変化しつづける。
そんな誰かの心と、わたしの多肉たちのエネルギーがつながる瞬間があるなんて、うれしい。
それは、わたしの心と誰かの心がつながる瞬間なんだから。
わたしも変わりつづける。
みんな変わりながら、生きつづける。
わたしは、たぶん変わりつづけるものが好きなんだな…。