お晩です。
800章から4年。
うーたん元気元気ー
F崎も元気元気ー
元気があればなんでもできる!
そんなこんなで元気有り余って
なんか書いてしまいました。
※4年越しの産卵
独りよがりのポエムみたいに仕上がったけど
そんなことは知ったこっちゃありません。
堂々と公開していこう、うん。
今回は
「村上春樹先生をスパイス程度にふりかけて
男女のワンシーンを描写する」がテーマです。
※村上春樹先生はちょっと違うんじゃね?も
真摯に受け止めます
何をどう感じるか
読み手の想像力にまるっとお任せスタイルを
あえて取らせていただきました。
(もっとピンク色な表現になるかと思いましたが
文字にしたら意外とそうでもなかったです)
ポイントは
なるべく静かな夜に
とにかく遅いテンポで
最後まで読んだら最初に戻って
じっくりくり返し読んでいただく。
(永久にループできます)
で、想像と妄想を
こねくりまわしていただくと 笑
秋は特段自分の中の妄想族が
顔を出しやすい季節。
あなたの妄想力
それこそが
この作品をつくる唯一の術です。
─私
たんぽぽのわた毛に似てるって言われるの。
そう思う?─
どこに向けられたものでもない。
─そう思うよ。あるいは...─
藁色の首に手をあてた
僕の音は力を失い
地面すれすれを這って
すうと消える。
─ねえ
次はたんぽぽの咲いたシャツを
着て来てくれる?─
─そうだね。ぜひ。─
彼女は少し微笑んだのかもしれなかったが
あるいはどうだっただろうか。
僕と彼女は春先に出会った。
名前、どこから来たのか。
僕はそういうものにてんで興味がない。
そう
ほんとうに興味がないのだ。
そんなふうだから
女の子にいつも愛想をつかされる。
僕と親しくなる女の子は
おおよそペティルを吸って
なにやら大事そうに干し柿を食べる。
どういうわけかペティルを吸うし
干し柿を食べる。
白糸がゆらゆら立つ。
─あなたって
よれよれの洗濯モノみたいなひとね。─
振られ文句は大抵こうで
違いといえば
〝よれよれの〟がつくかつかないかぐらいだ。
そんな言い方ってあんまりだと思うが
大きくはずれてもないのだ。
眼の奥で深く息をつく。
僕は少し疲れているようだった。
廃屋の主みたいな
力のない椅子。
生温かな掌が触れる。
記憶の向こうがわで
さあさあと水が流れる。
か細くやわらかい何かが
僕の頭皮を這い溶けだす。
生温かい何かに包まれる。
さあさあと水が流れる。
記憶の向こうがわ。
溶ける。
頭の中。
夢。
夢はみない。
憶えていないのだ。
記憶の淵。
乱れる曲線。
減速する。
ゆっくり。
か細くやわらかい何か。
深淵。
さあさあ流れる。
記憶の向こうがわ。
ほどける。
溶けだす。
生温かく波打つ。
規則性
混沌...
あるいは...
藁色の首に手をあてた。
汗でじっとり濡れている。
眠ってしまったのだろうか。
─...シャツの柄。
あなたの。─
─どうだろう。
たんぽぽのわた毛がとんだあと
残されたなにか。─
─どこにとんでいくのかしらね。─
干し柿の蔕は
皿の上でだんまりしている。
─私
たんぽぽのわた毛に似てるって...─
