僕は2021年に「双極症の幸せな克服法」という本を電子書籍(Amazon kindle)という形で出版した。
そして、2023年10月に「うつを克服するなら絶対読んで欲しい本」を文芸社様から出版した。
なぜ僕が本を出版しようと思ったのか?
僕は双極症で長く苦しんだ。
何度もうつを繰り返した。
そんな経験をしながら思ったは、たぶんこんな状況に追い込まれるのは僕だけじゃないだろうということ。
他にも同じように苦しんでいる人がいるはずだ。
そしてこれからも僕と同じような状況になる人がたくさん出てくるだろうと思った。
僕は自分の辛かった経験を僕だけの中で留めておいて果たしていいのだろうかと思うようになっていく。
この地獄のような経験を記録に残すことで、自分のためにもなるだろし、同じような苦しみを味わっている人にも役に立てるのではないかと考えた。
記録に残すための方法としてブログを書いてみようと思った。
ブログのタイトルは「健康で幸せに生きる方法」にした。
元々文章を書くのは嫌いではなかったので、とっつきにくさはなかった。
そして少しずつ、双極症によるうつを経験して感じたことを自分の気が向いた時に書くようになった。
ブログを書いてみて、僕が悩んでいたことが文章化されていくうちに、「僕はこんなことで悩んでいたんだ」「この時に僕はこんなことを感じたんだ」などということが頭の中でまとまってきたというか、しっくりくるようになったというか、なんだかそんな感じがした。
ブログを書いていると、自分のブログのアクセス状況が分かる。どこの誰かは分からないけど、日本の誰かが僕のブログを読んでくれているのが分かる。
自分の苦しかった経験を誰かにカミングアウトできたような気がした。
ブログを書きながら、がんじがらめになっていた自分の心が少しずつ解放されていくような感覚になっていった。
文章書くのは楽しい。
そう感じるようになっていった。
そして、ツイッター(今のエックス)を始めた。
ツイッターで120字くらいの自分の感じたことをつぶやいた。
つぶやくと「いいね」がつく。
嬉しかった。
ツイッターで自分の気持ちをつぶやいてみて、後でそれを見返しながら、ブログでもっと深く自分の気持ちを言葉にしてみる作業を繰り返した。
ブログの記事が溜まっていく。
僕は昔から本が好きだった。
本を借りて読むのでなく、本を買うことに意味があると思っていた。
本は自分への投資。
大学の頃から少しずつ本を買っていて、僕の部屋の本棚には本がぎっしり詰まっている。
今までは僕は読者でしかなかったが、僕も本を書いてみたいと思うようになった。
ブログの記事を1冊の本にしてみよう。
そう思った。
しかし、自分の名前をオープンにするのは抵抗があった。
ペンネームを考える必要があった。
決めたのは、「ナースマンはなまる」。
出版社に頼らず自分の力で電子書籍として1冊目の著書「双極症の幸せな克服法」を出版した。
世間の反応はどうだったか?
反応はなかなか良かった。
現在も1日に150ページも読まれることがあり、毎月印税が1,000円くらい入ってくるようになった。
1作目は成功だった。アマゾンで「双極症」と検索すれば上位に表示されるようになった。
それから、出版社から紙ベースのしっかりとした本を出版してみたいと感じるようになる。
そして、1作目をより深く、もっと濃い内容にして出版するために僕の出身大学の図書館に通うようになった。
そしてある程度の原稿ができたので、出版社に連絡した。
色んな出版社にアプローチしたが、なかなか良い返事をもらうことができなかった。
結局、文芸社様とご縁があり、そこから出版したのが2作目の「うつを克服するなら絶対読んで欲しい本」である。
本当にしっかりした内容の本が書けたと思っている。
おかげ様で読んでくださる方が少しずつ増えており、ありがたいレビューを頂くこともある。
これも成功だったと思っている。
こうして、うつで苦しんだ当事者だった僕は作家という立場になった。
人生はおもしろい。
本を出版してから僕の人生は少しずつ良い方向に向かっているように感じている。