「つまずいた ふと見た床に 段差なし」
職場で普通に歩いていて、
不意につまずいて、バツの悪かったことはありませんか。
高齢者「寝たきり」の原因の3番目が「転倒」です。
「敷居」でつまずくのは分かりますが、
「じゅうたんのへり」でつまずく人も珍しくありません。
極めつけは、段差のない「平地」でつまずくことです。
若ければ「おっとっと」と立ち直れますが、
歳を取るとそのままバタンと倒れて、
骨折してしまうでしょう。
ちょっとしたことでつまずくのは、
「前脛骨筋」がやせてしまったからです。
「前脛骨筋」はスネにある筋肉で、
足を背屈する〔そらす〕ときに使う筋肉です。
この筋肉がおとろえると、
わずかな段差でもつまずいてしまうのです。
◆「前脛骨筋」を鍛えるエクササイズ◆
筋トレをする時間がないという方は、
「すき間筋トレ」がおススメです。
「すき間筋トレ」とは、すき間の時間にする筋トレのことです。
やり方は、イスに座って両足をググ~ッとそらします。
10秒くらいそらして元に戻します。
これを10回やりましょう。
何日かすると、スネの筋肉に張りが出てきます。
「すき間筋トレ」を習慣化するコツは、
「条件反射」を利用することです。
テレビで天気予報が始まったら、ニュースが始まったら、
足を背屈しましょう。
そのうち、天気予報やニュースを合図に、
背屈が習慣化されるでしょう。