先週の月曜日、上野高校に通う塾生から。
「電車もう復旧したんですかね?朝に人身事故あったらしいんですよ。」
調べてみると、近鉄線での人身死亡事故。
その後、影響を受けた名張方面の高校生たちも塾に来た。
「伊賀神戸から全く電車に乗れず、学校到着が3限目でした。」
まあ自殺された方も、周りの事を考える余裕はなかったでしょうけど...。
いつも思うけど、ほんま迷惑極まりない。
鉄道事故で思い出すのは、学生時代の辛い出来事。
「また、明日な〜。電車に乗り遅れるから急いで帰るわ〜!」
そう言って私と別れた先輩、20分後に帰らぬ人となってしまう。
連絡が入ったのは、もう夜になってからの事。
「先輩が電車に飛び込んで、自殺したらしい!」
何が起こったのか?意味が分からんかった。
「自殺なんて有り得ん、信じられへん。」
翌日になって、ようやく事故の真相を聞かされた。
最寄り駅に着いたが、乗ろうとしていた電車が発車する直前で・・。
その電車に乗るには向こう側のホーム、線路を跨ぐ歩道橋を使う必要があった。
しかし、先輩はとっさに間に合わないと判断。
改札を通り抜けると、なんと、そのまま線路に飛び降りたそうな。
要は、線路を渡って向こう側のホームへ渡ろうと近道を選んだのだ。
そこに運悪く、特急電車が凄いスピードで通過してきた。
その一部始終を、向こう側の電車から多くの学生が見ていた。
そりゃ、誰が見ても自殺と思うよね。
翌日の新聞一面には、「男子学生、死の近道!」という見出し。
まあね、どんな理由があろうとも線路内には絶対入ったらアカンけども。
ほんま、忘れられない辛い出来事やった。