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花屋・デ・モロッコ

モロッコ在住8年目のフロリストがモロッコの日常やモロッコ的女子力UP情報についてお伝えします。

先日の猛獣系肉食男子求愛講座の続編です。

モロッコにももちろん草食っぽい男子も存在するわけで。
今日はそんなモロッコ草食系男子の求愛方法をお教えします。

ケーススタディ:
文学青年風メガネ男子(推定20代前半。)の場合

ふらりと現れた真面目そうなメガネ君。教科書やパソコンの入った大きな鞄を抱えているところを見ると、学校帰りのようです。

バラを一輪ください。

よくあるパターンなので赤バラを手に取ると、違う色にしてくれと言います。結局彼は自分で白のバラを選んで帰っていきました。

翌日、同じ位の時間に再び現れ今度は黄色のバラを、そしてその翌日はピンクのバラを一輪ずつ買っていきました。一週間、毎日買いにくると言うので、気になってこれは彼女へのプレゼントなのか聞いてみました。

すると恥ずかしそうに

まだ彼女じゃないんだけど…。

と。
モロッコの猛獣系なら迷わず赤バラを選び、甘い言葉で一気に攻め落としているところ。なのに彼の場合は、とことん赤バラを避けているようにすら思えます。

ひらめき電球!わかった!

最初が白、次が黄色、ピンクと来たということは、

僕の気持ちがだんだん赤く染まっていくよ。

ってやつですね!なるほど、なるほど。
一人納得していたら、なんと4日目にして赤バラをチョイス。

ままま、待って!
赤が最後じゃないの⁇まだあと3日あるよ?

するとまたまた恥ずかしそうに

実はバラの色に合わせた彼女へのメッセージがあるんだ…

んまぁ!なんと!
ポエム戦法でしたわよ、奥さん!さすが文学青年!

君の雪のように白い肌、僕を明るく照らす黄金色の光、その柔らかな桃のように色づいた頬、そして君の美しさと芳しさはまるで花のプリンセス、赤バラのよう。

とかなんとかってやつですね!
大昔の恋愛映画で見たことありますわ!
明日のカラーは黒を指定して来たところを見ると、

その漆黒の長く美しい髪、と続くのか
はたまた
僕が暗闇に陥ったとしても…
あるいは
僕の心を翻弄する黒い小悪魔ちゃんドキドキか。

草食系と言えどもやはりモロッカン。
草にもハチミツとピーナッツバターはたっぷりとかかっておりました。キメる時は激甘スイートにキメるんですね。

で、このメガネ君。
最後どうなったと思います?
最終日の7日目、彼女を連れてお店に現れ当店自慢のLOVEドキドキブーケをその場で手渡していたんですが、
あの瞬間に間違いなく、間違いなく、間違いなく、あの可愛らしい彼女は落ちたと思います。
その証拠に数ヶ月後再び今度はカップルとしてお店に来てくれましたから。

ね、やっぱり
甘い言葉のないブーケなんて、薬味のない蕎麦、ツマミのないビールみたいなものなんですのよ。
演出次第で草食メガネ君だってあんなに可愛い彼女をゲットできたんですもの。

さあ、立ち上がれ、ニッポンの草食男子諸君!
胸を張って肉食猛獣系に立ち向かえ!
立ち向かう自信がない時はこのポエム戦法で!
キモイ!重い!クドイ!って言われちゃっても自己責任で!
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ここ数日間久しぶりにたくさんの日本人(+ほぼ日本人のモロッコ女子2名)と楽しい日々を過ごしておりました。
(これに関してはまた後日。多分。)

昨日彼らはエッサウィラを旅立ち、またこれまでの日常が戻ってきたのですが、すっかり暖まっていた私の心と身体はこの急激な温度変化に耐えられず、治りかけていたはずの風邪がぶり返してきました。


咳き込んで(食べ物を運んでくれとアピールして)いる私に大家さんのお母さんが病人食のモロッコ風豆カレーと
薬を。

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モロッコの万能薬、日本の皆様もよくご存知のオリーブオイルでございます。ナチュラルANDオーガニック志向のうちの大家さんがわざわざ田舎から取り寄せた初物で、ボージョレヌーボー的な青さと苦さが残りますが、それが逆に良薬の雰囲気を醸し出しております。

このオリーブオイルに、
うちのお客様から頂いたこれまたオーガニック蜂蜜

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と、
近所で買ってきた(オーガニック風に撮影した)レモン
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を混ぜたものを寝る前に飲むといいそうです。

モロッコにも薬局はありますが、風邪とか火傷なんかにはまだまだ民間療法が幅を効かせているようです。

ちなみにフランス北西部出身のムッシューはシードル(りんご酒)に蜂蜜とレモン入れてホットで飲めとおっしゃっておりました。

え、要は特産品+蜂蜜とレモン?

てことは、ロシア人が風邪引いたらウォッカに、ドイツ人はビールに、カリブの海賊はラム酒に、九州男児は芋焼酎に蜂蜜レモン入れて飲んでるってことですかね。
なんか普通に居酒屋のドリンクメニューっぽいですけど。


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日本では草食男性が増加しているそうですが、ここモロッコでは草なんか食べているようでは生きていけません。
血の滴るような牛とか羊にカブりつくくらいでないと、猛獣系肉食男子たちとの美女争奪戦には立ち向かっていけませんからね。

猛獣系?
ヤダぁ~。ガサツそう~。


って思いますでしょ?
どっこい彼らの求愛活動のロマンチックさといったら、まるでベタな恋愛映画を見ているようで、思わず顔を覆ってしまうほどですのよ。

では猛獣系肉食モロッコ男子に学ぶ
求愛活動で重要な3つのポイント。
当店のお客様の例を挙げてご説明いたしましょう。

1 分かりやすく
真っ赤なバラで愛を表現する

もし、赤いバラをもらったらどう思いますか?花に詳しくない人でもそれが愛を表すことはすぐにわかりますよね。猛獣系は回りくどいことはいたしません。これから求愛しますよ、ということをまず最初の段階で相手に分かりやすく伝えます。

2 ムードを演出
花の香りにも気を使う

モロッコ人もフランス人同様、香水が大好き。お出掛け前には男女問わず必ずシュッシュッと香りを身に纏います。
香水。わかります?そう、フェロモンですよ、フェロモン。これを愛の印である赤いバラから放出させて、一気にスィートな雰囲気に持ち込むのです。

ではここで問題。
香りのないタイプのバラの時はどうするのか?

答えはなんと花にも香水をつける
モロッコのオシャレ花屋はたびたびモロッコ人のお客様から花に香水をつけてくれというご注文を受けるので、香水は必需品なのです。

3 サプライズを加える
花を渡す時はキザなくらいの演出で

花を渡せばそれでよし、
なんて怠慢な男子は大切な獲物を逃す事になってしまいますよ。プレゼンテーション能力が結果を左右する一番重要なポイントなんですから。

うちのお店のお客様の場合、最も多いのがジャケットの内ポケットに隠し、甘く囁きながら渡すパターン。
花屋に彼女の職場へ届けさせ、相手が受け取ったであろう瞬間を見計らって携帯を鳴らし愛のメッセージを伝えるという方もいらっしゃいます。
さらなるサプライズとして、ブーケの中に指輪を忍ばせて情熱的に求愛、なんてバージョンも。
いずれのケースも甘い言葉と共に、というのが肝心です。甘い言葉のないブーケなんて、薬味のない蕎麦、ツマミのないビールみたいなものですわ。

猛獣系、いかがでした?
ショートケーキにハチミツとピーナッツバターをブチまけたような驚きの甘さでございますでしょ。
高い成就率を誇る当店のLOVEブーケですが、それがオシャレ花屋の手による事はもちろん、モロッコ男性の演出力が大きな決め手となっている事は間違いないでしょう。

結論
愛を伝える時はとことん甘く。
己れをロマンチックプロデューサーと思うべし。

日本の男性諸君、
相手がいる方もいない方も
一度お試しになってはいかがですか。

※基本的に女性はスイーツが好きですが、中には辛党女子も存在しております。
甘い!クドイ!重い!
と一蹴される可能性もありますので、
モロッコ式ご利用の際は相手に十分にご注意くださいませね。
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花屋の仕事を通して見る花の比較文化的考察、第2回目の今日はモロッコです。

エッサウィラで花屋をしているとよく聞かれるのが、

モロッコの人って花買うの⁇

答えから言いますと、
イエス、イエス、イエス!
声を大にして言いたいくらいのイエス。

ではどんな時に買うのでしょう。
まずは結納や結婚式。
そう、お馴染みのコレですね。
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そしてお見舞いと出産祝い。
さらに母の日や先日の犠牲祭のようなイベント時もたくさんのお客様がいらっしゃいます。
女性の日に学校や病院などから生徒または職員に配るために、とか孤児院の子どもたちへのプレゼントとして、と一輪ずつ包んだバラを大量に頼まれることもあります。

でもモロッコの場合、
と言いますかオシャレ花屋である当店の場合、一番多いのが
愛する人へのLOVEドキドキブーケ
モロッコ人風に言うならば、
ブケ・ダムールです。

それは恋人へだったり、婚約者へだったり、奥様にだったり。愛するお母さんへ、なんてバージョンもあります。

ヤングなボーイたちは夕方デートの前に一輪、もう少しオトナな感じの男性は日中にミディアムサイズのブーケを購入されるのがよくあるパターンで、どちらも必ず大きく開いた真っ赤なバラを使い、赤やピンクの紙でラッピングするのが大切なポイントです。

ここまで読んで、皆さま、お気づきになりましたでしょうか?

当店で最も高い売り上げ率を誇るLOVEドキドキブーケは、
男性から愛する女性へ。


ということはどういう事ですか?

オシャレ花屋のモロッコ人のお客様は、その大半がモロッコ男性であるということなんですよ。

モロッコの人って花買うの?
どころか、モロッコ人男性は多分日本人男性よりも花買いますよ!
オシャレ男子でもない一般的な男性における花の文化度としてはモロッコの方が日本よりも高いのではないのかと思ってしまうくらいです。

しかも注目すべきは、花を手渡す時の演出方法。相当凝っております。日本人男性は是非モロッコ人男性から学んでいだだきたい!

ということで、
次回は
モロッコ人男性から学ぶ
正しい愛ドキドキの伝え方


をテーマにお送りいたします。
当ブログは女子力改め女性力のみならず、男性力アップも応援しております。

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外国で花屋をやっていると、
結構国による文化や習慣の違いを垣間見る事ができて面白いなと思うことがあります。

例えばフランス人。
フランス人にとって

スーパーに行ったら桃があってね。旨そうだったから母さんにひとつ買ってきたぞ。

というのと、

散歩してたら花屋を見つけてね。あまりにも綺麗だったから、君にピンクのバラを買ってきたよ。

というのはどうやら同じ感覚のことらしいです。彼らにとって花というのはカボチャやニンジンと同じように、普段の生活の中で当たり前のように存在しているモノってことなんですね。

毎日のカボチャならスーパーの特価品で充分。高級なものである必要も変わったものである必要もないので、農家から一番安い花を直接買い付けて、自分たちでぱっぱと生けてしまいます。しかも小さな頃から花に慣れ親しんでいるだけあって、その腕前もなかなかのモノ。フランス人のご自宅用には、日本人花屋なかなか出番がありません。

そんなフランス人ですが、
時々ご自宅用としてどどーんとうちのお店で大きなご注文をしてくださる時があります。
それは、ホームパーティを開く時。
もっと詳しく言えば、お誕生日会を開く時です。

しかもこのお誕生日パーティの主役は40、50の立派なオトナ達です。フランスではいくつになってもお誕生日は嬉しいもののようで、この時だけは普段よりもちょっと高級でちょっと変わった花を使ったパーティデコレーションをこの日本人花屋に任せてくださいます。

本日、この狭いエッサウィラでフランス人マダムより2件のお誕生日会用デコレーションのオーダーが入りました。40代と50代のそれはそれは立派なオトナのお誕生日会です。

お友達といらっしゃった50代のほうのこってりアダルトなマダムは、お誕生日が嬉しいのか、はたまたパーティが嬉しいのか、あるいは既に一杯ひっかけているせいなのかはわかりませんが、いたく上機嫌で私のブーケも大変お気に召してくださったご様子。その姿を見ていたら、私もハッピーなバースデーになりました。

オトナになってもなお誕生パーティを開き、そのパーティのためにいつものようにいつも以上のお花を飾るフランス人。そう思うとフランス人が人生を謳歌する様を
薔薇色の人生と言ったのも、彼らの思い描く楽しい生活には花が付き物だったからなんだなぁと、日仏文化の違いについて文化の日にしみじみと考えたのでした。

ちなみに
バラはバラでもモロッコのバラだと
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で意味変わってきちゃいそうですけどね。




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なぜかこんなものをお客様から頂きまして。
$花屋・デ・モロッコ

人生はサーカスみたいね
という言葉とともに。


以前私の手相には
人生のギャンブラー線
というのがあると言われたのですが、

総合すると
私の人生はサーカスの綱渡り
ってことでよろしいんでしょうか?

エッサウィラは今日も雨です。

偉大なカメハメハ大王のいる南の島は
雨が降ったらお休みになるらしいという話を聞き、偉大なモハメド6世のいるモロッコの花屋も雨が降ってるからお休みに。と思ったんですが、午後にオーダーが入っていたので営業してみました。

そしたら、結構いるもんなんですよ。
雨の日に花を買いに来る方って。
雨が降っているからこそ、なんですって。

雨の日に花を買う。
なんともロマンチックなアイデアをお客さまに頂いた今夜は、私も自分のために明るいオレンジのバラを持って帰ります。
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モロッコのモハメド6世は雨の日に休みにしてくれませんが、ロマンチック対決ではカメハメハには負けませんことよ。



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只今台風がエッサウィラに上陸中。
明日も引き続き雨の見込み。
考えられないような物が吹っ飛んで来て大変危険ですので、モロッコへお越しの方は怪我などに充分ご注意ください。
なお馬車はビニールシートらしきものを掛けて通常運行しております。
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台風の日に馬車に乗る人っているんですかね?




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昔からハンカチが好きです。
選ぶのも、アイロンをかけるのももちろん好きなんですが、それを持っている手を見ると自分がまるで美しい女性になったようにウットリできるところが好きなのです。だから私にとってハンカチはウットリできる美しいものでなくてはなりません。

モロッコでは、美しいという選択肢どころかハンカチそのものを持つ習慣がありません。高級レストランを除いて、カフェや食堂では通常わら半紙のような紙を手拭きとしてくれるので持つ必要もないのです。

ところがそんなハンカチを持つ習慣のないこの国で、わたくし久しぶりにハンカチにトキメキ始めてしまいました。

モロッコにはフランスの保護領だった頃の骨董やら、ヨーロッパから海を渡ってやって来た古布やら、お宝がワンサカ埋まっていたりするんですが、出会っちゃったんですよ、先日。
それはそれは美しいハンドメイドのアンティークレースのハンカチに。

若かりし頃はレースなんて興味もなく、寧ろお年を召した方の為の物なんて認識だったんですが、素敵なマダムたちの影響でしょうか、それとも単に最近自分がそちら側の領域に入ってきたからでしょうか。アンティークとかレースとか堪らなく美しいと感じるようになりました。

なのでつい全部買い占めてしまいました。マダム買いと呼んで下さい。
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間違っても隣りに座ったおばちゃんにタジンスパイスの黄色いシミなんか付けられたくはないので、暫くは家の中限定でウットリする事にします。




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モロッコがイスラム国家だろうと、
私が日本人であることに変わりはないのであります!

犠牲祭バカンスで誰もが休んでいる時に、2つもドスコイ(過去記事参照)作ってホテルにも行ってきた勤勉な日本人なのであります!

そう!モロッコがイスラム国家だろうと、イスラムが禁じていようと関係はない!私は日本人だ!

というわけで、(隠れて)ビール頂きます。
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人前では弱気なところもやっぱり日本人なのであります。





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